DENONからUSB-DAC搭載のD級アンプ「PMA-50」が来年1月中旬に発売されるそうで。
先日お借りしたDA-10や据え置きDACのDA-300USBと同じ香りのするデザインですが、この路線を伸ばしていくつもりなのでしょうね。
USB-DACはお得意の「Advanced AL32 Processing」を装備しつつ、5.6MHzまでのDSDにも対応という内容で、内部や採用チップは不明ですが、DA-300USBやDA-10と同じPCM1795が採用されているとみて間違いないでしょう。
スピーカー用のアンプはPWM変換のいわゆるD級アンプですが、PCMやDSDを一旦D/A変換せず「フルデジタル」で処理されてるとのこと。
DSDのPDMからも直接変換してるのか、はたまたPCM化してから同じルートを経ているのかは不明ですが、たぶん後者かな。
あと、アナログ入力も1系統用意されていますが、これもA/D変換してから同じルートを流している可能性もありそうです。
ヘッドフォンアンプ部はDA-300USBやDA-10のどちらに近い仕様なのかは定かではありませんが、コスト面を考えるとDA-10寄りの内容になってる可能性が高いでしょう。
ボリュームはさすがにプリメインアンプと共用されるでしょうし、スピーカー側が「フルデジタル」ということはデジタルボリュームでしょうから、ギャングエラーの心配はないかもしれませんが、その代わりビット落ちは生じる可能性があります。
「Advanced AL32 Processing」自体が32bit処理なので、それほど気にしなくても良いんでしょうけれど。
あと、電源がACアダプタではなく、本体内蔵なのがちょっと驚きました。
外寸はW200×D258×H86mm(DA-300USBはW170×D182×H57mm)と一回り大きいですけど、スピーカー用のアンプも入れてるのに良く電源まで収まったものだなと。
インレットもIEC形状のが付いていて本格派ですが、アースピンがない仕様なのはご愛嬌でしょう。
お値段はこれだけ満載で68,000円と、ちょっと無理し過ぎな感がDA-10の時の不安を思い起こさせます。
さらにBluetoothやNFCまで積んでるので、ノイズ対策は大丈夫でしょうかねぇ。
せっかくDA-300USBを出しているのだから、スピーカー用のアンプだけでシンプルなモデルも今後出したら良いのに…と思いますが、購入ターゲット層でない私が言える立場にはないですね…。