ステレオサウンド社のPCオーディオ系ムック「DigiFi」の最新刊、No.11が8/28に発売だそうで。
前回はOlasonic謹製のUSB-DACヘッドフォンアンプが付録でしたが、今回は誌面のみの通常モードです。
ただ、その付録の使いこなしアイデアコンテストなどは掲載されているようですけどね。
特集は3本立てで、一つ目は「そろそろ本気でBluetooth!」とのこと。
Bluetoothはたしかに便利ですが、帯域的にどうしても非可逆圧縮になるので音質面がねぇ。
以前に比べればapt-XやAACコーデックになって、ずいぶん良くなりましたけどね。
利便性を否定するわけではないですが、デジタルだから新しいから音が良い、というのもそろそろ違うのかなぁという気もしています。
そこも含めて「本気」の特集だと良いかな。
次の特集は「ヘッドフォン/イヤフォンの今」とのことで、構造の基本から専門ショップの売れ筋製品までを紹介しているそうです。
構造を知るというのはポータブルプレーヤーから興味を持ったユーザーにとっても良いことですね。
良くスピーカーとヘッドフォンのどちらが良いか、みたいな議論になりがちですが、その違いなども紹介してあると面白そうです。
個人的にはそれぞれのメリットがあると思いますが、音源の録音形式からするとスピーカーのほうが有利なのかなという気もしますし、スピーカーでも音楽を楽しんでほしいなとも思います。
もう一つの特集は「PCオーディオ時代のオーディオ・プラン7例+α」とのこと。
これもUSB-DAC派とネットワークオーディオ派に分かれるかと思いますけど、今の製品ベースで言うなら私はUSB-DACを推しますね。
ネットワークオーディオだと機器だけでなく、NASや操作用タブレットが実質的に必須に近い状況で、構成がどうしても複雑になりがちなのが気になります。
特集では7例+αだそうですから、他にもいろんなプランが載ってるようですし、どういう提案があるのか見てみたいところです。
全般的にはPCオーディオはまだまだ過渡期というところもあり、それだけにこうした雑誌の情報は今後の方向性や機材の進化のためにも重要だと思います。
そういう点でもオーディオ誌界の最重鎮と言っても過言ではないステレオサウンドの姉妹誌としての内容の深さにも期待したいですね。