上海問屋から真空管搭載のポータブルヘッドフォンアンプ「DN-12898」が出ています。
いつものように型番もそのまま書いてあって、どうやらLars&IvanのTHA-8そのもののようです。
香港のメーカーで、Grace Digitalの別ブランドっぽいですね。
真空管にはRAYTHEONのJAN 6418を2基搭載で、ポータブルアンプでは定番のもののようです。
内部的にはハイブリッド構成で、オペアンプはMUSES8820が1つ使われていて、どうもソケットで交換できるようになっているように見えます。
フル充電8時間で16~18時間使えるそうですから、真空管搭載のものとしては標準的なところでしょうか。
お値段は現状16000円弱と、上海問屋で冒険するにしては結構な金額ですが、メーカー自体はそこそこしっかりしているところなので、ドスパラで試聴してから購入するのであれば良いかも。
もう一つ、DN-12897という普通のコンパクトなヘッドフォンアンプも出ていて、こちらもLars&IvanのHA-1そのものです。
コンパクトでクリップ装着にも変更できる仕様はなかなかですし、お値段も5000円以下と、こちらは多少お手軽です。
ただ、動作時間が4時間と短めですし、どうせなら真空管のほうが導入したメリットは大きいようにも思います。