りんご@魔界さんからMDデッキをDACに使うというコメントをいただき、うちにSONYのDATデッキ「DTC-77ES」が転がっていたのを思い出しました。
ずいぶん古いもので、メカ部分が壊れてるんですが、DACとしてなら、まだ使えるかなぁと試してみることにしました。
しかし、実際にはそう簡単にはいきません。
久しぶりに電源を入れてみると、起動後にディスプレイに小さくCAUTION表示が出て、DACも動作しないようです。
そこで、メカ回路に向かっている基板コネクタの結線を外してみると、なんとか騙してDACだけは使えるみたいです。
ただ、回路図があるわけでもなく、勘でやったことなので、DTC-77ESをお持ちの方は少ないかとは思いますが、もし実施される場合はくれぐれも自己責任でお願いします。
さらにこれでもまだ解決できない問題がもう一つ。
ND-S1と光デジタルで接続すると、なぜかほとんどの曲で入力が認識されません。
サンプリング周波数は48kHzと出ていて、たまにCOPY PROHIBITの表示も。
ND-S1がSCMSに準拠しているので、DATで2回目のコピーだと扱われてしまうようですねぇ。
ということでND-S1では実質使えないということになりましたが、せっかく引っ張り出してきましたし、iMacの光デジタル出力で動かすことにしました。
こちらも最初は96kHzでの出力になっていたので、Audio MIDI設定で44.1kHzにして無事再生できました。
音はやはり往年のオーディオ製品らしい、しっかりしたもので、さすがですね。
1bitタイプのDACということで当時の評判はそれほどでもなく、私自身もAccuphaseのDP-75をDAC代わりにしたりしていましたが、それでもやはりPC周辺機器といっしょにはできないようです。
ということで、新たな機材構成は上のような感じになって、接続の都合上というのもありますが、DN-USB DACがお休みになってしまいました。
ずっとこのまま使うかどうかはわかりませんけど、音質面ではこれで大満足ですし、しばらくはこの構成でやってみようかな。
DN-USB DACのほうは別の使い方を考えてみようかと思っています。
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2 Responses
1月 22nd, 2012 at 9:11 PM
今晩は。
DATデッキを復活されましたね。ハイサンプリングには対応しませんけど、ちゃんと
した機材ですからきっちりと使えるのが良いですね。拙宅のDATデッキも主電源回路
とA/Dコンバーターの電源供給部分は気を遣いました。
それにしてもPCオーディオ機材が充実してきましたね。私の方はちょっとした”ラジオ
回帰”です。オークションで落とした古いPanasonicのラジオをレストアしたら、FM
放送ってこんなに音が良かったかな〜?と言う位に聞こえ、休日家にいるときはFMを
流しっぱーにしています。
1月 23rd, 2012 at 6:55 PM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
最近は32bitとかの数字が踊ってますが、昔といっしょでスペックだけでは分からないものですね。
SCMSだけはちょっと不便ですが。
FMはradikoが増えてますが、やっぱりあのチューニングする感覚が楽しいですよね。