父が96kHzに対応したDVDプレーヤーをゲットしたというので、手持ちのハイレゾ音源でDVD-Audioを作れないのか、調べてみました。
そもそもDVD-Audio自体が消え去りそうなマイナーフォーマットなので、あらためて説明しておきますと、DVDに最大24bit/192kHzの音声を入れちゃおうという規格です。
最近はグレーゾーンになってしまいましたが、DVDをリッピングするとVIDEO_TSというフォルダとともにAUDIO_TSというのがありますが、あれがまさにDVD-Audioの器ですね。
で、実際の作成方法を調べてみると、Macで作るにはフリーの「Burn」を使えば良いようです。
オーディオCDと同列で、DVDオーディオのプルダウンが用意されてるんですね。
ただひとつ注意点があって、ここにFLACをドラッグすると一見うまく焼けたように見えますが、実際にはうまくいかず、さきほどのAUDIO_TSが空のディスクができてしまいました。
WAVでやったら中身がちゃんと入ったので、事前にWAVにしておくほうが安心でしょう。
なお、出来上がったDVD-Audioの再生ですが、これはMacではどうも無理のようです。
OS標準のDVDプレーヤーも対応してませんし。
ただ、VLCであれば、中の音声ファイルをドラッグしてあげれば再生可能なので、これで大まかな確認はできると思います。
WindowsであればFoobar200で再生やリッピングが可能みたいですけどね。
と、ここまでやったところで買った機種を聞いてみると、なんとDVD-Audioには対応してないことが判明しました。
DVDビデオも24bit/96kHzに対応してるので、それを勘違いしたようですね。
それならばと、今度はDVDビデオとして音声だけを焼く方法を試してみました。
こちらはToast 11で作成することができます。
Toast 10でも可能ですが、音声オプションがないので、PCMでの収録ができないんですよねぇ。
で、Toast 11のほうで音声オプションを96kHz/PCMにして作成しました。
厳密にはプレーヤーっぽい画面が付加されたビデオなんですけど、音質面ではDVD-Audioとほぼ同じと考えて良いでしょう。
これなら普通のDVDプレーヤーでも大抵再生可能で、実際、Mac標準のDVDプレーヤーのアプリでも動作確認できました。
ちょっと当初の目的とは外れましたけど、DVD-Audioが普及しなかった理由もなんとなく分かったかも。
最近のDRMみたいな面倒なことを考え出すなら、いっそのこと、スーパーアナログなフォーマットを復活させてくれたほうが嬉しいくらいかも。
SACDがありつつ、またBlu-rayオーディオなんてのを発案してるようなので、そういう未来はほぼなさそうですけどね。
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