MacBSの日常生活的日記

DYNAUDIO THE SPECIAL FORTY

DYNAUDIOが創業40周年モデルのブックシェルフ型スピーカー「THE SPECIAL FORTY」を海外発表しました。

記念モデルというと超弩級のものが出がちですけど、DYNAUDIOユーザーがつい買いたくなるラインをビシっと攻めてきてる感じです。
それでもちょっとコンパクト過ぎるかなぁという気もしますけど、お値段がペアで2999ユーロだそうですからこのくらいが順当でしょう。
最近のヨーロッパ市場を見るとワイヤレスとかパワードスピーカーも目立っていますし、ドッカーンと置くオーディオは受けも良くないのかな?

スピーカーユニットからネットワークまで新規開発だったり特別仕様だったりと、ある意味、開発コストは度外視した内容になっていると思われます。
台数限定ではないので製造コストとしてはそこそこ見合う形だとは思いますが、開発に関してはその後のモデルへの応用を踏まえた上で、次の10年のためのモデルとも言えるのではないでしょうか。

ツイーターのEsotar 40は写真で見る限りではかなり薄くて、おそらく強力なマグネットをあまり大型化させずにコンパクトに使ってあるように思われます。
DSR precision-coatという処理が施されてあるとのことで、「DSRってなんだ?」と調べたら「Dynaudio Secret Recipe」の略だそうです。
ウーファーはAirFlow Basketとハイブリッドマグネットシステムが採用されています。
「Airflow Basket」は不要な振動が伝わるのを抑えてドライバーを適切な位置に保持するもので、コーンの後ろの空気の動きを改善するために特殊な空気力学的リブを備えたもののようです。

当然ながら製造はデンマークで、色もハイグロス・グレイ・バーチとハイグロス・レッド・バーチの2つが用意されます。
写真で見るとレッドのほうがカッコイイ気もしますが、グレイのほうが北欧らしい印象もあるかな?
ちなみにネットワーク設計の関係か、バイワイヤリングには非対応で、背面バスレフとなっています。
バイワイヤリングはネットワークさえしっかりしていればこのサイズのスピーカーには不要かなと思いますが、背面バスレフは意外とセッティングが難しいんですよね。
それもサイズから来るものだと思いますが、小さいからと言ってしっかりセッティングしてあげないとダメかもしれませんね。
そういう意味では、スタンドも含めると結構なコストになってしまいそうですが、それだけの価値ある記念モデルに仕上がっているだろうと思います。

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