ESOTERICからGrandioso直系のフラグシップの弟機とも言えるプリアンプ「C-02X」とパワーアンプ「S-02」が発売されたようで。
左右独立構成はもちろん、フルバランス構成として、ボリュームも「ESOTERIC-QVCS」というのを採用しています。
これは見た目普通のアナログボリュームのようなノブを回すと左右だけでなく+/-も含めて4つの回路のラダー抵抗切替型ボリュームが連動して差動するものだそうです。
精度が高いからこそ実現できるものだと思いますが、これによって基板からボリュームまでの線の引き回しがなくなるんだとか。
内容的には電子ボリューム的なものの組み合わせだと思いますが、アナログフィールもしっかり大切にしてボリュームノブの操作感覚もきっちり作りこまれているようなのは良いですね。
スゴいのは電源回路で、左右の入出力、コントロール部と5つの電源トランスを装備して、バッファ回路周辺の安定化電源としてチャンネルあたり合計100,000μFという大容量のコンデンサを配置してるんだとか。
まるでパワーアンプ並みの規模ですが、これで電圧増幅段の重要性は非常に大きいわけで、私としてはパワーアンプよりもこっちが気になりました。
ただ残念なことにフォノへの対応は全くなく、ESOTERICがアナログレコードに対して上位モデルで今後どう動くのかも気になっているところです。
かつてTEACといえば回転駆動系のほうが有名だったわけで、もしかしてマグネフロートのプレーヤーで復活とかあったら面白いんですけどね。
それは無理としてもE-03の上位あるいは後継となるフォノイコライザーはおそらくいずれ出してくるような気がします。
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