ESOTERICから200万円という思い切った値段設定のプリメインアンプ「Grandioso F1」が9/20に発売予定だそうで。
もちろんお値段だけに拘りもかなりのもので、増幅素子に新日本無線とコラボで開発した「ESOTERIC MODEL200」というエソテリック専用のMOS FETを搭載しています。
これをパラレルプッシュプルで使い、A級で30W+30W(8Ω)というスペックです。
数字上はかなり小さめですが、電流許容特性に優れた素子のようで、オーディオ向けの石が減った今となっては重要なポイントでしょう。
あとは将来の修理体制に向けて、素子をしっかり確保しておいてくれれば言うことなしですが。
電源トランスもその素子の性能を活かすべく、1000VAという大型のトロイダルトランスを装備しています。
コンデンサも10000μFを4本、それぞれL/R独立構成で備えていて、電源部は万全そうです。
あとはプリアンプ部分ですが、フォノイコライザーをしっかり搭載しているのは評価できるところでしょう。
それもL/R独立電源で独立回路と、プリメインアンプのおまけになってないのはさすがこの価格帯だけのことはあります。
ただ200万円出してプリメインを選ぶべきか、セパレートにすべきか、というのはあるかなとも感じます。
なんとなくですが、セパレートは場所も取るし、大げさになりすぎるせいか、最近はプリメインアンプのほうが好まれる傾向にあるのかな、という気もしますから、それを踏まえて出してきたのかも。
同時に、同じく200万円の一体型SACDプレーヤー「ESOTERIC Grandioso K1」も発表されていますが、こちらは10/10発売予定だとか。
筐体はどちらもそれなりに大きいですが、これにスピーカーを組み合わせたスマートなコンポも高額ながら、魅力的に感じる方は多いかと思います。
|
|