Graceのカートリッジ本体「F-8C」に付いた交換針「F-8M」(正確にはRS-8M)の針曲がりですが、やはりどうしても気になるので、地道にスタイラスクリーナーの筆先で微調整してみました。
自分でやるのはこのくらいがもう限界なんですが、どうしても何枚かのディスクでフォルティシモの歪みが減らずに困っていました。
ヘッドフォンで聴きながら色々微調整していったところ、どうやら針圧が関係していそうだというのが分かってきました。
そもそもF-8Mの標準針圧が1.7gだったんですね。
てっきりF-8Lと同じ1.5gだとばかり思い込んでたので、これで使用していました。
適応針圧は0.5〜2.5gと対応範囲は広いので、1.5gでも範囲内ではあるのですが。
逆に1.4gと軽くするとさきほどのフォルティシモでの歪みが増えるので、カンチレバーやダンパーなどの位置関係やヘタりでやや重針圧のほうが良い状態になってるのでしょう。
1.7gでも問題ない感じですが、さらに追い込んで調整すると1.8gくらいが最適そうです。
買ったままでサッと良い音で鳴ってくれるのもそれなりに嬉しいものですが、アナログならなおさらこうやって追い込んでいくことで自分の求める音に近づけていくのが趣味としての楽しみの一つです。
偉そうなことを言ってますけど、要は適正針圧はちゃんとチェックしましょうね、ということですね。