FIIOのポータブルオーディオプレーヤー「M15」を追加してみました。
最近はiBasso DX160の出番が増えていてそれはそれで満足していたのですが、Unique Melodyのイヤホンが増えてグレードも上がったことやストリーミングやDLNA等から聴くことも考えるともうちょっと上位モデルを持ってみても良いかなと。
iBasso DX160もAndroidベースでWi-FiもBluetoothも対応しているんですけど、なにしろ電波のつかみが悪く、CPUパワーが足りないのです。
それでも当初はM11 Proくらいで十分だろうと、実際注文もしたのですが出荷前のチェックで不具合が発覚したらしくキャンセルとなり、別の店のものもボリューム不良で、そうなるとM11 Proを買っても同じ不具合がのちのち発生しそうだなぁと思って路線変更した次第です。
M15は最新ではなく、AK4499EQ採用だったのもあって廃番になったもので逆にそれを聴いてみたいというのも選択した理由のひとつです。
昨年くらいにSNSで据え置きオーディオのトランスポートにする話題が挙がっていたのもうっすら記憶していますが、今回はあくまでポータブルとして使うつもりです。
他の候補としてiBassoやAstell&kernも考えましたが、標準で2.5mmと4.4mm、3.5mm端子が揃っているのも変換アダプタ要らずで魅力でした。
まずデフォルトのままでざっくり聴いてみた印象としては、以前のFIIOよりはだいぶ穏やかになっていて自然な音色だなと。
ニュートラル寄りの若干寒色系で、スケール感と緻密さなどは据え置きっぽい鳴り方のようにも思えます。
Androidのほうはバージョン自体は古めなのもあってか、最新のXアプリがインストールできませんでした。
古いバージョンを一応入れましたが、これを動かすと肝心の音楽再生が止まったりするので使わないのが無難かもしれません。
YouTubeのほうはまだアプリが対応していて、音もなかなか良くて十分実用になります。
純正の音楽再生アプリであるFiio Music(たぶんこっちはまだ小文字表記)は曲順がおかしかったりアートワークが出ないものがあったりと出来はそこそこかな。
曲順はtracknumberにa/bのような形式で収納されているとダメらしく、分からないでもないですがそのくらいはアプリ側でカバーしてあげても良いんじゃないのかな?
tracknumberの修正はなぜかMac用の普段使っているものでは修正できず、WindowsのMP3Tagで更新した上で一度ライブラリを消去してやり直すと治りました。
DLNAのほうはジャケットが一切出ずで、曲順もダメダメなので別のアプリで対処するしかないでしょう。
メモリカードはスロット式ではなく、SIMカードのような収納形式になっているので抜いて気軽に曲を入れられる感じではありません。
Windows 11にUSB接続して対応してますが、そっちのドライバもメモリ整合性がオンだとインストールできなかったりするので、できればカードでコピーしたかったかな。
音質面はだいぶ満足度は高く、非ハイレゾでも新鮮な気持ちで聴けますし、クセが少ないのでどんなジャンルでも相性を気にせずに聴けます。
イヤホンやヘッドホンの駆動力もしっかりで、ちょっとクセが強めのイヤホンでもしっかりコントロールしてくれて良いところをうまく引き出してくれている気がします。
まだまだ設定等は追い込めているわけではなく、デジタルフィルタも最初は「Short delay sharp roll-off」だったのを「Short delay slow roll-off」に変更した程度です。
ちなみに後者のほうが高域の鮮度を保ちつつ固さが少し緩和される感じがありました。
ちょっと前の機種なのでケースがほとんど売ってないのもやや難点ですけど、発熱も多めだからとりあえずそのまま使う予定です。
これでDAPはiPodとかめっちゃ古いのを除いてハイレゾ対応のものだけでもたぶん10台くらいになってるので多少整理したほうが良い気もしますが、どれも楽しく愛用していければなと思っています。
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