オヤイデ電気さんにお借りしているポータブルオーディオプレーヤー「FiiO X5 JAPANESE EDITION」ですが、機能も豊富でまだ語りきれていなかった部分もあったので、もう少しレビューしてみようかと。
今回は「USB OTG接続」なるものを試してみます。
USB OTGは「USB On-the-Go」の略だそうで、USBデバイス同士をつなぐために定められたものだとか。
そうは言っても接続先のUSBメモリはごく普通のものですから、FiiO X5にUSBホスト機能があるような形ですね。
それを司る(実際にはX5内部でしょうが)のが先日、同軸デジタル出力のための変換アダプターといっしょに載せた「microUSBオス-USB-Aメス」のOTGアダプタです。
USBデバイスどうしをつなぐと言ってもX5が想定しているのはファイルストレージで、楽曲を2枚のmicroSDHC/XCスロット以上に拡張してくれるという、うれしい機能なわけです。
今のファームウェアではライブラリに登録できる曲数が5800に制限されているそうで、今のところはその制限の範囲内で…という形にはなりますが、ちょっと不足分をアルバム単位で補う場合や試し聴きには便利です。
なお、今後のファームウェアでファイル数制限を緩和する予定だそうです。
そんなわけで手持ちのUSBメモリにちょっと1枚アルバムを入れて挿してみましたが、あっさり認識されました。
先日書き忘れましたが、microSDやUSBメモリにMacで楽曲をコピーすると、下の写真のようにリソースフォークが混じって表示されてしまうのは当然同様です。
実際には再生されずにサクッと飛ばされるんですが、ギャップレス再生には影響が出そうですし、これはファームウェア側で無視するように改良してほしいところかも。
なおMac側で対処する場合にはRemovable Disk Cleanerというソフトを使うと便利です。
それではと調子に乗って320GBほどのバスパワー駆動のポータブルHDDを繋いでみましたが、これは認識しませんでした。
HDDはExFATでフォーマットしてあるんですけど、FAT32のみ対応なのか、それともフォルダ数制限などがあるのでしょうか?
電源供給量自体はHDDランプがちゃんと点灯していますから大丈夫そうに見えますが、不安な場合は電力サポートの付いたOTGケーブルを別途用意すると良いのかもしれません。
HDDはちょっとやり過ぎの感がありますが、大容量のmicroSDXCはまだまだちょっと高価でもあり、容量追加の手段としてもUSB OTGは有望でしょう。
その分、接続機器によっては電力消費が気になりますし、ケーブルがぶら下がることになりますけどね。
なお、返却まであと少しありますので、もしかしたらUSB-DACやポタアンへのアナログ接続なども試して報告してみるかもしれません。
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