finalのオーディオボードを見つけたのでゲットしてみました。
当初は結構な汚れ具合でしたが、上面はフェルトと言いますかヴェルベット生地みたいな感じになっているので、クリーニングすればそこそこキレイになるかなと。
ただ実際には年数が経っているのもあって、結構苦労しました。
結果的には中性洗剤を少量使うのが良かったようですが、それでも完璧とまではいきません。
ただあまりやり過ぎても布が痛みますし、そもそも機材を載せてしまうのでこのくらいで良いかなと。
おまけに2枚だったので、疲れちゃったのもありますけどね。
大きさはW500×H60×D450mm、重量は1枚で約15kgと、かなりの重量級です。
内部には金属もしくは砂っぽいものが入っている感じですが、傾けてみても特にガラガラとかいった音はしません。
ちなみにfinalというと今ではイヤホン、ヘッドホンで有名ですけども、1974年に高井氏が創業した頃はアナログプレーヤーやインシュレーターなどを出していました。
最近でもDARUMAシリーズは結構有名かもしれませんね。
このボードがいつ頃のものかは分かりませんが、おそらくレコードプレーヤーに取り組んでいた1980年前後ではないかと。
そんなわけで、まずはレコードプレーヤーの下に設置してみました。
幅が50cmなのでBL-99V(W530xH200xD420mm)でも脚は大丈夫と思ったのですけども、ボード上面はそれより狭くなっていますから、幅はかなりギリギリとなってしまいました。
それでも動作に大きな問題はないですし、RMF-1との併用もまた考えても良いかなと思っているので、まずはこの状態で聴いてみることに。
これまではAIKOHのインシュレーターを使っていましたが、これと比べるとグッと重心が下がり、音像がタイトになりました。
特にAIKOHで多少感じられたデッドニング感がなく、剛性が高まっているのが分かります。
内部の素材の影響なのか、ちょっと金属的な響きはある印象がありますけども、そこも今のfinalに通じるものを感じます。
これは良さそうだなぁと感じて、パワーアンプのほうも金属製のアイソレーションボードから交換してみました。
こちらのほうが変化はさらに大きく、やはりこっちも安定感があるものになりました。
フルートの音色がかなり違っていて、これまでは中高域がちょっと濁っていたのだなぁと気づきました。
パワーアンプにはRGC-24 TripleC-FMを使っているのですが、設置場所が金属製のアイソレーションボードだと仮想アースの効きが良くなかったのかもしれません。
スピーカー間に設置していることもあり、やはり重量級のしっかりした土台のほうが良い面もあったのでしょう。
これでGOLDMUNDのスパイク受けも含めて不要になりました。
これまでの経験からいえばクォーツアンダーボードやエアフローティングボードのほうが、よりクセのないサウンドになるだろうなとは感じますが、少なくともこれまでよりは良くなったので今のところは満足しています。
特にレコードプレーヤーのほうはサイズの問題もありますし、その点でも良い選択肢だったなと思った次第です。
ヒッコリーボードを組み合わせることは考えたいとは思っていますけどね。
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