父親がスピーカーを作りたいと少し前から言っていたので、FOSTEXの16cmフルレンジユニット「FE166En」を贈っておきました。
最近はあまり体調がよろしくなく、音楽を聴く気分も半減しているようなのですが、オーディオ自体に興味がなくなったというわけではなく、穏やかに楽しみたい様子です。
もちろん作ること自体は弟がやってくれるようですけど、「どんなスピーカーにするかなぁ」と考えるのが楽しい様子です。
私が生まれる前(1960年代)には「ゲンコツ」やP-610、壊れたテレビやセパレートステレオから外したものなどでスピーカーをたくさん自作していましたし。
励磁型なども扱っていたくらいの古くからのマニアですから、ある種、原点回帰なのかもしれません。
最初は当時の有名なユニットが良いかなとCORALなどを狙ってみたりしたのですが、意外と高いんですよねぇ。
かといって最近のものは8cmなど小さなものも多く、「やっぱりフルレンジはロクハン」という世代には16cmだろうなと。
だいぶ前から出物があれば…とぼちぼち探していたのですけど、先日エンクロージャに良さげなMDFを買ってきたらしく、それならユニットがないとね!と選んだのがFE166Enというわけです。
FE-Enシリーズはどちらかというとオールドスタイルなユニットで、芭蕉を原料にしたESコーンが特徴的です。
最近は絹にもハマっていますし、天然素材系のほうが好みかなというのも考慮しました。
マグネットはFOSTEXにしては小型のほうだと思いますが、それでも600gほどというのは昔からすると大型でしょう。
Qoは0.25なのでバックロードホーン向きですけど、メーカーの推奨箱にはバスレフも用意されてるようですし、たぶんバスレフで最初は作るじゃないかな?
直接送ったので写真も何もありませんが、私もCORALでその昔、自作したこともありますから刺激されて作ってみたりするかもしれません。
別の意味で刺激を受けたような気もしますが、それはまた今度ご報告しましょう。
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