FOSTEXからブックシェルフスピーカー「GR160」が参考展示されていたそうで。
フォステクスというとStereo誌の付録に代表されるスピーカーユニットが有名ですけど、完成品(という言い方もちょっと変ですが)スピーカーはまたちょっと違ったテイストで展開していて、ユニット自体もだいぶ雰囲気が違うものなんですよね。
それだけにお値段も意外と高級なものが多いんですが、今回のは1本34,500円らしく、ずいぶんロープライスに攻めてきました。
それでいてユニット構成は上位の完成品モデルに近い感じで、ツイータは20mmの純マグネシウム振動板のものですし、ウーファは少し新しく、HR形状2層抄紙振動板というのを使っていて、さらに大きさは上位モデル以上に大きい16cmとなっています。
昔はロクハンというとフルレンジの定番だったサイズですし、これは結構良さそうですね。
このウーファーサイズにしてはエンクロージャーはコンパクトでW228×H390×D272mm、重さが8.6kgですから、ZENSOR 3よりちょっと大きいくらいのサイズ感ですね。
またセッティングを考慮してか、専用のベースボードと金属製インシュレーターが付属するんだとか。
デスクトップで使うにはちょっと大きいので普通だとスピーカースタンドが必須になってきますけど、まずはこの付属品でも大丈夫ですよ、ということなんでしょうね。
最近は海外勢に押され気味な印象のあるスピーカーですけど、今回のような意欲作の登場は歓迎したいところです。