FOSTEXがUSB-DAC「HP-A4」を11月に発売予定だそうで。
11日から開催される展示会「Can Jam」への参考出品に合わせて発表されたもので、おそらくロングセラーの人気モデル「HP-A3」の後継と考えて間違いないでしょう。
HP-A3は今でも良いモデルだと思いますが、カタログスペックで言うと24bit/96kHzまでというのがちょっと弱かったですからね。
今回、そこは最新スペックの5.6MHzまでのDSD、そして24bit/192kHzまでのPCM対応をしてきました。
デザインはHP-A8に似た雰囲気ですが、動作はUSBバスパワーと、そこはA3のスペックを踏襲する形のようです。
HP-A3はACアダプタの利用もできない形式でしたが、A4はできれば別売りACアダプタ対応をしてくれると良いのですけど…。
ただ、HP-A3の良さでもある光デジタル入力もちゃんと引き継がれています。
DSDに関しては当然ながらUSB入力のみの対応ではありますけどね。
あと、前面パネルのスイッチを見てみるとフィルターが2種類用意されていたり、ゲイン切り替え、それにヘッドフォンとRCAの出力選択が見られます。
特にヘッドフォンとRCA出力が排他っぽいのはちょっと面白いところです。
なお、出力自体はヘッドフォンとRCAの他、光デジタルも用意されているところはHP-A3と同じです。
その他はまだ詳細があまり出ておらず、採用DACチップも不明です。
これまでのFOSTEXのUSB-DACはほぼ旭化成エレクトロニクスのものを採用していますが、これまでは32bitの文字が踊っていたのに対し、今回は「高性能DAC」という表記ですから違うブランドのものなのかも。
ちなみにHP-A8がAK4399、HP-A7がAK4392、HP-A3がAK4390、HP-P1がAK4480でした。
これ以外にも価格など、まだまだ分からないところがたくさんありますが、徐々に発表になっていくことでしょう。
個人的な予想ではHP-A7より少し安い、5万円前後からのスタートではないかと想像していますが、どうかな?