リビングで紗羅といっしょに使えるヘッドホンアンプを二人で探して、結果的にFOSTEXの複合機「HP-A8」を導入しました。
最初は候補にも入っていなくて、有力だったのはPioneer U-05でした。
ただ使うのはfinalのSONOROUSシリーズやbeyerdynamicのDT1770PRO、DT770PROとバランス駆動する予定がありません。
また音がやや現代的に薄い印象だったので他の候補も探していて、偶然YouTubeで聴いていて良かったのがHP-A8というわけです。
もちろん発売当時もこの機種はDSD対応だったりで気になっていたものですから、性能を把握していたという部分もポイントではありました。
配置はそれぞれのiMacではなく、テレビの前のテーブルの下に。
音源はSurface Proを使うことにしましたが、実際にはそれぞれのDAPを光でつなぐことも多いです。
光の場合はDAPの性能で音がだいぶ落ちることも多い印象ですが、本機内部の高精度TCXOクロックを使用する設定にすれば、だいぶ安定しました。
ちなみにUSBの場合はこの設定は関係ないようです。
なお普段はMacを使うことが多いのでWindows用の再生ソフトは詳しくなかったので、foobar2000と迷いましたが、紗羅でも使いやすそうなMusicBeeにしておきました。
NASのフォルダも指定できますし、ジャケット表示などもそこそこちゃんとできてキャッシュしてくれてるようです。
最初はWASAPIで鳴らしていましたが、MusicBeeだとDSDがPCM変換されるようなので、ASIOにして設定変更でDoPでネイティブ再生するようにしておきました。
音質的にはまだまだもうちょっと良くなるんじゃないかなぁという印象はありますし、PCオーディオ独特のノイズもあるように感じました。
そこは究極、HP-A8背面のSDカードを使う手もありますが、SDHCしか対応してないのでさすがにいまさら感はあります。
音は素直でクセがないもので、デジタルボリュームなのもあってギャングエラーもなくて使いやすいです。
ただイヤホンだとややノイズが目立ったりで、どちらかというと高インピーダンスのヘッドホンのほうが合っているように思います。
またDACチップも最新とは言えないながらも我が家の中では唯一のDSDネイティブ対応の据え置きDACで現代的ですが、あまり線が細くなり過ぎないところが気に入ってます。
日本製だったりするのもわりとポイントだったりしましたね。
そうは言いつつ、中古なので現行のmk2じゃなかったりしますので、届いた時はRCA端子に汚れが目立ちました。
そこはヘッドホン端子も含めて、接続前にECI-50と端子クリンで清掃しておきました。
先程のクロックやデジタルフィルタの設定、ケーブル選定も大事ですけど、こういうクリーニングはやっぱり大事ですし、なにより愛着が深まりますね。
一応、リビングのプリアンプにもつないでスピーカーからも鳴らしてみました。
まだDAPでちょっと試した程度ですが、まだまだ個人的にはCDプレーヤーのほうが上回っているなという印象です。
クロックの設定がいちばん音には効いたように思いますけど、ケーブルの見直しなども徐々にやっていこうとは思います。
とは言ってもあくまでもリビングで楽しく二人で聴けるのが重要なので、あまりマニアックになり過ぎない程度に楽しみたいところです。
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