LUXMAN P-1の出番も増えてきたことですし、finalのヘッドホンが軒並み3.5mmプラグということもあり、6.3mm変換プラグを調達しておくことにしました。
手持ちは何に付いていたかすら不明なものしかなかったですし。
だいぶ迷いましたが、結果的には無難にFURUTECHのロジウムメッキの「F63-S(R)」としました。
FURUTECHだけでも金メッキ、ロジウムメッキ、そしてカーボンを一部に使った上位モデルがあるのですが、評判を見たところではロジウムメッキかなと。
なぜか上位モデルだけが評価イマイチだったのもよく分からなかったですけども…。
とりあえず変換できないことには聴けないという程度にしか考えていませんでしたが、実際に使ってみると意外と音質差もあるものですね。
まず音量が大きくなったように感じます。
これまでのプラグだと抵抗がかなりあったということなのかな?
いわゆるロジウムらしいシャキッとした音の質感はあるので、しばらくはエージングをしたほうが良さそうです。
ただ現時点でも高域の冴えは明らかに違っていて、これまでの変換プラグでは如何になまっていたかを痛感しました。
そもそもケーブルごと6.3mmに交換しちゃうのが理想なのでしょうけれども、それはそれでDAPの時に3.5mm変換プラグが必要になりますからねぇ。
試運転はPANDORA HOPE VIでやりましたが、ここでSONOROUS IIIを試してみました。
VIと比べると低域が薄いのが際立って分かるようになりました。
こちらだと高域のキツさは目立たないので、ヘッドホンの特色がより鮮明で出るのかもしれませんし、IIIのほうが多少なりともインピーダンスが高いせいもあると思われます。
再度、PANDORA HOPE VIに戻してみると、まとまりはIIIもあるなとは感じます。
ただ、バスクラリネットなどの基音がしっかりしているという点でやはりIIIとは大きく異なるメリットも持っています。
ダイナミックユニットのサイズは変わらない(素材はIIIがチタンと異なる)のですが、感覚的にはウーファー1つ分くらい違うような印象です。
そうした違いが、より明瞭に分かるようになったという点で変換プラグもかなり貢献していると感じた次第です。
変換のニーズがそこそこある方は金メッキでも精度は同程度だと思われますし、検討してみる価値はあるように思いました。
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