東京出張のお土産にもう一つ、FURUTECHのバナナプラグ「FP-200B(R)」をゲットしてきました。
ずいぶん前からBFA対応のバナナプラグの候補を探していて、先日も高域側にAtlasのZ-Plugを導入しましたが、フルテックは気になりつつも見送ってきました。
というのもこのパッケージを見て、2本しか入ってないものだとばかり思ってたんですよね。
外パッケージにも記述があるんですけど、実は下の見えない部分にもう2本がちゃんと入ってるんですね。
お値段的に2本と4本では全然ちがいますから、これはちょっとマイナスイメージなパッケージングじゃないかなぁ。
なお、金メッキのバージョンもありますが、今回のはロジウムメッキのタイプです。
これまでのバナナプラグと違うのは留めネジが2種類の長さ、入っている部分です。
太いケーブルの場合は短いネジ、細めのケーブルでは長めのネジという使い分けだと思いますが、実際にEpic Twinで使ってみると、やや帯に短し襷に長し的なところはあります。
最終的には長いほうのネジで留めましたが、これだとかなりゴリゴリにねじ込まないと外カバーが装着できません。
カバーとプラグ本体の間にもう少し余裕があれば無理にねじ込まなくても良いのでしょうが、そうするとカバーが共振する心配があるとの判断なのでしょうか。
ちなみにネジは金メッキ、カバーはアルミ合金だそうですが、テスターで調べてみるとカバー表面は電気の導通がなさそうです。
どういった処理か分かりませんが、何らかの絶縁対策がされているのかな?
LINNのBFAプラグで使うとそのままではやや緩めですが、これは手で先を少し締めてあげることで簡単に調整可能です。
プライヤーなどでもOKですが、いずれにしてもプラグにキズや脂を残さないようにゴムやフェルトなどで覆って気をつけて作業したほうが良いかと思います。
音質的にはこれまでの廉価なロジウムメッキのものと比べると、キンッとした感じが減った印象です。
今回使った低域側にAtlasのZ-Plugを使ってみたこともありますが、その時よりもさらに存在感が薄いですね。
バナナプラグはある意味、ただの接点ですから、こうした変化はむしろ褒め言葉だろうと思います。
ややドライな傾向があるのもAtlasに似ていますけど、CHORD Epic TwinにはYラグも含めてロジウムメッキが相性が良いように感じています。
スピーカープラグ選びもずいぶん時間や試行錯誤がありましたが、これでさすがに確定かと。
色々試してみた限りでは本来ならYラグが安定度と利便性のバランスが良いように思いました。
そうは言ってもLINNの黒箱はBFA端子のケースが多いですから、その点では今回のFP-200Bは心強い選択肢と言えるでしょう。