先日、修理がリザイエに移管されたばかりのGOLDMUNDですが、結局、TRIODEとの国内代理店契約も5/31で解除と発表されました。
ステラヴォックスが代理店をやめたのが2011年11月、そしてゴールドムンドジャパンが6月に設立されたわけですが、社長はトライオードの山崎氏だったわけです。
その後、ゴールドムンドジャパンは2017年の9月に解散してトライオード扱いになっていましたが、そこからは実質放置のような状態に感じていました。
理由としては本家が「抜本的な事業戦略見直しと再構築を図る方針」だからとのことですが、Webサイトを見た感じだとホームシアターにでも注力していく感じなのでしょうか。
中東で人気が高かったようなことを聞いたことがありますから、あちらの需要が下がってきているのも関係しているのかもしれませんね。
日本だとさらに「原価が…」とさんざん言われていましたし、ブランドイメージも低下気味だったのでしょう。
私はバナナプラグとスパイク受けを使ったことがあるくらいで、それらも実質国内で調達されたものっぽいですから、縁があったほうではありません。
ただ実際に何度か聴いた印象としては良い印象のほうが圧倒的に強く、特に廉価なものでもなかなか勘所を押さえてあったように思います。
修理に関しては引き継ぎ先が決まっていますが、やはり国内取扱いがなくなれば補修部品がなくなったりするのはどうしても早くなるでしょう。
モジュールを使った製品も多いですからねぇ。
またリザイエはB.M.C.の修理も移管されていますが、こちらの取扱いもどうなるのか心配なところですし、そもそもトライオードもSPENDORなども含めて景気が良さそうな気はしない(失礼!)ので、頑張って乗り切ってほしいところです。
なんだか身売り、値上げ、撤退といったネガティブなニュースばかり取り上げるのは気が重かったのですが、それ以外に時事ネタがなくなっているというのも現実でして…。
ユーザーも二極化や多様化が進んでいるようですし、一括りにオーディオマニアと言えない時代になってきたのかもしれません。
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