DigiFi No.22の付録ヘッドフォンアンプでの試聴に向けて、SENNHEISERのヘッドフォン「HD598」用のバランス接続ケーブルを自作してみることにしました。
最初はなにか製品がないものかと思ったのですが、思ったプラグ構成のものが売っておらず、DigiFi付録も拡張基板を投入すれば様々なプラグに対応できるものの、「とりあえず試してみたい」という思いの方も多いだろうということで、まずは自ら挑戦してみようという結論に達しました。
#すでに間違えたところに気づいた方はさすがです。
元々、うちのHD598はミニプラグで使うことが多く、HD5X8-CABLEに交換してありましたので、元々付いている標準プラグの長いケーブルは余っていましたが、これを切ってしまうと売っているお店がないことに気づき、弱気な私はいつでも入手可能なHD5X8-CABLEをもう一本購入しました。
標準ケーブルが4芯なことはネットで調べて分かっていましたが、HD5X8-CABLEを切った例はなく、ちょっとおっかなびっくりでしたけど、安心してください、ちゃんと4芯でした。
色も標準ケーブルと同じで、L側のHotが白、Coldが黒、そしてR側のHotが赤、Coldが青という配色でした。
あとは先人の方の標準ケーブルでの製作例を参考にXLRの2番(Hot)、3番(Cold)にハンダ付けを無事に済ませました。
で、ここで気づくわけです。XLRメスとオスを間違えたことに…。
付録のヘッドフォンアンプを送っていただく前にも念押しされてたんですが、そもそもXLRプラグのオス・メス自体を勘違いしてました。
ピンが出てるのがオス、ピンが刺さる側がメスなんですね。
さきほどの、参考にさせていただいた改造例がちょうどメスを使って作製されていたので、思い込みも入っていました。
まぁ今回のは予行演習だということで、ハンダ付けの練習にはちょうど良かったです。
ハンダ付けは下手なので写真は割愛しますが、下手なりにコツを書いておくと、先にケーブルにハンダを乗せて皮膜を作っておくと、その後の作業がやりやすいかと思います。
また、XLRの端子部分にも先にハンダをある程度盛っておくと良いでしょう。
必要な工具・機材は以下のとおりです。(必須ではないものもありますが。)
HD5X8-CABLE
XLRプラグ(オス)
ハンダごて
ハンダ
ワイヤストリッパ
万力(プラグ固定用)
カッター(ケーブルの外皮剥き)
テスター(導通確認)
今回はDigiFi No.22のヘッドフォンアンプ用、ということですから「間違い」になりますが、他のプラグでも基本的には同じかと思います。
この他にもブッシングをハンダ付けの前に忘れずに通しておく、とか、落とし穴は結構ありますが、自作コストは結構安い部類に入ると思いますので、HD598ユーザーの方はぜひご参考にしつつ、DigiFi No.22のヘッドフォンアンプを待ちつつ、自作してみるのも良いかと思います。
#成功例はDigiFi No.22のバランス接続のレビューでご覧にいれることができるはずです。
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