HIFIMANのヘッドホン用ケーブル「Crystalline Silver Cable−6.35mm Plug」を入手してみました。
HEシリーズヘッドホン用として対応機種に「HE1000 V2,Edition X V2,新HE560,新HE400i,HE400S」とあって、HE400iには「新」が付いていたのでヘッドホン側は3.5mmだと信じきっていましたが、よく考えればHE1000 V2やEdition X V2も入ってますから2.5mmですね…。
HE400i,HE400Sは最近の出荷品では2.5mmから3.5mmに変更になってるわけですが、その前は同軸タイプのコネクタもあったので、「新」といっても最新ではなかったわけです。
返品も考えたのですが、正直あまりリケーブルの選択肢もありませんし、ここはプラグの交換サービスを利用することにしました。
ケーブル自体の保証は改造扱いでなくなってしまいますけどね。
プラグも選べるのでBispaの3.5Φ3極スリム型ミニプラグにしてみました。
音質面では変換プラグ経由で試してみた時点から透明度がとても高くクセがないなと。
同じHIFIMANの上級モデルで使われているケーブルですし、HIFIMANの良さを上手く引き出してくれる印象です。
アンプの違いもしっかり分かるようになって、ポータブルではHiFi-M8の駆動力の高さが非常に活きてきます。
双方試した結果、HE400iで使っていますが、2.5mm 4極ケーブルでAK380AMPを使うよりもガッツリ前に出てきつつ、奥行きや音数もしっかり出てきます。
据え置き複合機のHP-A8では力強さもさらにしっかりして、よりクセが減って、むしろヘッドホンアンプの特色が出てくるような印象です。
ケーブルとして特に主張はないように思いますが、純正ケーブルは少し特定帯域にクセが出やすい気もしますから、ニュートラルなケーブルとして良い選択肢だと思います。
ポータブルで使うには3m(2mのものもあります)はちょっと長いでしょうけどね。
また、巻いてあると低域が少し減るように感じるところがあるので、できれば解いて使いたいところです。
単純に考えるとLPFになりそうなものですけども、シリコンチューブのような外被の中に細いケーブルが入ってるような構造なので、それも関係しているのでしょうか。
なお、Silver Cableという名前ですが、内部はどうもホット側が銅線、コールドが銀線のように見えました。
HE400iで使うにはちょっともったいないようなところもありそうですし、そもそも改造前提になってしまいますけども、個人的には良いものを選べたかなと思っているところです。
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