iFI-audioから先日のiUSB Powerに続いて、USB-DDCのmicro iLinkが発売されたようで。
24bit/192kHzまで対応のDDCですが、特徴としては可聴帯域内のジッターを低減する「JET(Jitter Elimination Technology)」を搭載しているとのこと。
ジッターに関してはデジタル系の音質を問う場合に必ずと言って良いほど出てくる単語ですが、ジッターの音質に与える影響うんぬんは別にしても、単純に低減テクノロジーと言われても何をやってるのかが分からないのはちょっとどうかなぁ。
どうもジッターの周波数成分を上の帯域に押しやるような仕掛けらしく、On/Offスイッチが背面にあるそうなので、それで効果を確認するのが良いのでしょうね。
いずれにしてもジッター自体、他社のDDCの1/3ということですし、そういうコダワリで設計していること自体は良いことだと思います。
また、出力端子が出力電圧の異なる2つの同軸出力になってるのも面白いところです。
受け側のDAC(内のDAI)によって相性の良い電圧があるから、だそうで、機能的にシンプルになりすぎる感のあるUSB-DDCならではのコダワリという点もJET同様、面白い試みだと感じます。
ちなみに光デジタル出力も用意されていますが、こちらは1端子のみです。
DDCのチップについては記載がありませんでしたが、同社のUSB-DACがXMOSなので、これもおそらくそうではないかな。
なお、MacとLinuxではドライバは不要とのことで、アシンクロナス転送に対応しているそうです。
WindowsについてはASIOドライバーが用意されています。