MacBSの日常生活的日記

Infinity ヒューズ

Infinityヒューズというのをネットで見つけてお試しにゲットしてみました。

パッと見はごく普通のヒューズっぽいですが、芯の部分に繊維のようなものが入っていて一応はオーディオ的な対策が施されたもののようです。
調べてみても情報がないので古いものなのか、楽器関係のものなのかも。

少しだけ長さが短く30mmなのかなという感じでして、オーディオ関係の海外製品は31.8mmですけど、そこまで違わないのでクレルのスピーカー用には問題なく使えました。
重さはちゃんと測っていませんがかなりずっしりとした感じがします。

なお、KRELL KSA-100は電源系だけでなくスピーカー出力にもヒューズが入っている(保護回路がそれのみ)ので、ちょっと他とは事情が異なる部分があります。
ここにはこれまでリテルヒューズやISOCLEANなどを経て、FURUTECHを使用していました。
洗練された音傾向でFURUTECHがお気に入りなのですが、欲を言えばやや高域が伸びない(元々が電源用だから?)のが気になっていました。

Infinityヒューズに交換したところ、第一印象としては音が澄んだ印象で硬さがなくクセも少ないように感じられました。
全般的にはセラミック管とガラス管の特徴が良く出ているのではないかと。
ペダルの低域もしっかり自然に出ていて高域もFURUTECHよりは伸びているようです。
フルテックのほうがピュアオーディオ的な鳴り方ではありますが、子音のキツさが出ることもやや多かったのが改善された印象を受けました。

コンデンサに電荷が残っている間は電源を切っても音が出るという保護回路の無さゆえ、すぐにヒューズ交換ができないのですが、後日、FURUTECHに戻してみたところ、やはりやや硬調ですが透明感はあるようです。
さらに再びInfinityに翌日戻すと、高域が伸びているのはどうやら確実です。
聴きやすいものの、音源やジャンルによってはやや野暮ったい感じはあってオーディオ的でない印象も出てきました。
おそらく中域にかなり厚みがあって、それが良く言えば厚みがあるのでジャズ系には合うのでしょう。
クラシックの室内楽ではやや上品さに欠ける部分もあり、そこが欠点です。
このあたりはメッキの質などが影響しているのかもしれません。

価格的に考えれば十分に魅力はありますし、ここまで来ると好みの部分も大きいでしょう。
普通はヒューズといえば電源系なので、そもそも特殊すぎるのですけどね。
ただ、最近お気に入りのMark LevinsonのDACの音色を活かすならFURUTECHに戻すべきかなぁとまだもうちょっと悩み中です。

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