レコードプレーヤー「BL-99V」はしばらくラック直置きでしたが、せっかく持っているものは活用しようと、AIKOHの「レゾナンスキラーC型」を引っ張り出してきました。
以前はACOUSTIC REVIVEのマグネットフロートインシュレーター「RMF-1」を使っていて、音質的にはこれが最良でしたが、同じフロート系の純正脚を避ける必要がありますから、そうなると水平出しがちょっと大変になってしまいます。
その前はJ1 Projectの青丸こと、「A50R-J/4P」を使っていて、ハウリングマージンの観点ではかなり効果がありました。
ただし出音の傾向だけで言えばやはりRMF-1とは大きな差がありました。
今回もうまくいくか不安もあったのですが、何事も試してみないと分かりません。
水平調整を活かす意味とフロートの性質は残そうということで、純正脚の下にAIKOHを置く形に。
なんとなくゴッツい感じになりましたが、セラミックのリジッドさと純正脚のちょっと頼りないものの水平出しがちゃんと出来る点を併せ持ったセッティングになったはずです。
さらに大きく下に空いた空間も重要なのは以前も体感していましたから、ひとまず以前使っていたfo.Qのターンテーブルシートとマイクロのスタビライザーを配置してラック天面の共振を減らそうという作戦です。
本来はヒッコリーボードを置いてその上に…というのが良さそうな気もしますが、プレーヤーが意外とデカくて既成品サイズだとやや厳しいし、他で使っていますからねぇ。
この状態で聴いてみたところ、楽曲自体のS/Nは向上した印象があります。
物理的に下のCDPから離れたのも良いのかもしれません。
逆に高域は伸びが良くなっていて、その分、盤質から来るサーフェスノイズは明瞭に聴き取れるようになりました。
低域もカブリが減って明瞭でキレのあるものになり、濁りが減ったのは、おそらく振動の影響が低減したからでしょう。
ハウリングマージンはそれほど大きな変化はありませんが、発生するハウリングがこれまで聴いたことがないくらいの低域になっています。
今はLyra Helikonを使っているので、先日交換したvan den Hulのリード線も貢献しているのでしょう。
定位がとても明瞭になってより現代的で、曖昧さはほぼない傾向のサウンドになりました。
ただセラミックの硬質な響きも多少出ている気がして、もう少し有機的な響きに整えたいというのもあり、クォーツインシュレーター「RIQ-5010」も1枚だけ導入しました。
RIQ-5010WはDP-77に使っていて、これもレコードプレーヤーには良さそうですし、RMF-1ももう一度試してみた気もしますが、そっちはAKURATE DSの音の要になっています。
そこでAKURATE DSの天板から1枚だけ持ってきたわけです。
場所は色々試したのですが、どうやら写真のようにラック手前に置くのが良いようです。
これから推測しますと、やっぱりラックの板がまだまだ弱いようですね。
この配置でCDのほうも音がずいぶん変わったように思います。
あとはレコードプレーヤー下のスペースの検討といったところですが、当面はこれで様子見しつつ、ヒッコリーボードやクォーツアンダーボードもまずはサイズから検討してみようかなと思っています。