アップルから「iPod Hi-Fi」が発表されましたが、オーディオマニアとしては
やはりオーディオ機器で対抗したいと、つい思ってしまいます。
こういう形態の機器が悪いとは思いませんが、「Hi-Fi」と名乗られると
オーディオ機器の「立つ瀬」がないですしね。(^^;
また、オーディオっていうと「高価」という印象もあるかと思いますが、
「iPod Hi-Fi」のお値段と同じくらいあれば、アンプとスピーカーくらいは
ばっちり揃うものです。
既にiPod Dockをお持ちという前提で、iPodと組み合わせて使う
オーディオシステムをいくつか提案してみようかと思います。
まずは、ジャンルもオールマイティで、バランスの良いパターンAから。
[パターンA]
・アンプ:PIONEER A-D1(約18000円)
・スピーカー:CELESTION F10(約25000円)
全般に元気の良い音が聴けると思いますし、サイズもコンパクトで
威圧感のないのも良いかと。
すでに、それなりのミニコンポなどがあれば、スピーカーだけ買い換えても
十分かもしれません。
次は、パソコンとの連携も考慮した、パターンBです。
[パターンB]
・USBアンプ:ONKYO MA-500U(約13000円)
・スピーカー:B&W DM600S3(約29000円)
こちらはUSBオーディオも兼ねているアンプなので、パソコンでも高音質が
楽しめるという組み合わせです。
また、アンプが安くすんでるので、スピーカーはB&Wを投入できます。
そして、お次はややアンプ重視のパターンC。
[パターンC]
・USBアンプ:marantz PM4001(約24000円)
・スピーカー:JBL Control1 Xtreme(約19000円)
marantz PM4001B(ブラック) プリメインアンプ
音の傾向としてはおそらく、これがiPod Hi-Fiに近いのではないかと予想
されます。
パワーのある低音を味わえると思いますし、雰囲気を合わせるために
アンプはあえてブラック色のものをチョイスしてみました。
もちろん、「iPod Hi-Fi」が決して「ダメ」というつもりは毛頭ありません。
むしろ、自宅でも音楽を聴く楽しさを復権してくれる良い機会を与えてくれる
ものだと感じています。
ただ、オーディオの奥深さや楽しみを知ってもらう意味でも、上のような選択肢も
あることを知ってもらえたら、オーディオファンとしては、うれしい限りなのでした。
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6 Responses
3月 2nd, 2006 at 10:11 PM
写真のコメントは拝見しました。機材こそ違え、成長?過程は相似点がある
ように思います。私はPENTAX党でLXと645、レンズは6×7の物も含めて、
今も使用中です。
レンジファインダーはFUJIのTX-1が非常に面白く、パノラマ撮影はバッチリ
使えますよ。
iPod Hi-Fiの特性はずいぶん抑えた数値が発表されてますね。本当にこの
通りだとすれば、圧縮されたDigital Audio用の割り切ったスペックだと思い
ます。
自分のiPodでは128Kbpsよりも高めのレートにしているので、もう少し良い
特性だと信じたいです。
拙宅ではお手軽なアンプ内蔵スピーカーを購入して使っています。
中を開けて確認したところ電源電圧:35Vも掛かっており、アンプ用のICも
結構まともなスペックでしたので、電源ケーブル・スピーカーコード・電解
コンデンサ等をオーディオグレードの物に交換しました。
最終的にはスピーカーユニットも交換して(紙コーンのフルレンジ→PPコーン
の同軸2ウェイ)しまいました。色々やったもんだと自分でも思います(^^ゞ
買った物は一度は中を開けないと気が済まない質でして、そこから妄想を
広げるのが楽しいです、エヘヘ。
Mac関係ではやはりIntel Macに興味がありますが、そうそう人柱にはなれま
せんし・・・。MacBook ProはPBG4よりは速いだろうと思うんですが、もう
一声安ければいいのにと思いつつ、指をくわえている状況です。
3月 2nd, 2006 at 10:34 PM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
TX-1ですか。中古で先日、見かけましたが、
なかなか良いカメラですよね。
私には高くて手が出そうもありませんが…。
iPod Hi-Fi、決して悪い製品ではないと思いますよ。
Apple Pro Speakersも割と良かったですし。
電源電圧が35Vとは、結構高いですね!
やはり電圧がある程度高くないと、しっかりした出力は出せませんから。
色々、手を入れられるのがお好きなのですね。
私も昔はスピーカーを自作したりしましたが、
最近はせいぜい組み合わせを楽しむ程度になってしまいました。
とはいえ、購入すると、とりあえず中は見てみますけど。(笑)
個人的にはMacBook Proはもう少し待ったほうが良いと感じてます。
Yonahは32bitですし、現状のスペックではMac miniとも対して違わない程度の性能に思えるからです。
5月 15th, 2006 at 2:03 PM
大変参考になりました。ありがとうございます。
そこで私もMA-500Uを買って、近々パッシブスピーカーの入門をしたいと思っています。スピーカーの候補としては、TANNOYのMERCURY F1を考えています。
ただ、CELESTION F10とB&W DM600S3のおおまかな音の傾向も知っておきたいので、MacBSさんの主観でよろしいので、よろしければコメントお願いします。
部屋は8畳のリビングで、BGM程度の音量しか出しません。
音楽のジャンルは、アコースティックのインストゥメンタル及びアコースティックのボーカルものです。
私の好きな音の好みは、↓です。よろしくお願いします。
http://roxymig.blogspot.com/2006/05/model-one-radio.html
5月 15th, 2006 at 2:54 PM
migさん、コメントありがとうございます。
MA-500Uを購入されるのですね。
スピーカー選び、本来は試聴されるのが一番なのですが、
廉価なモデルだと、なかなかそうもいかないことが多いですものね。
盛岡の「大通佐々木電気」さんあたりだと試聴も少しは可能かもしれません。
TANNOYはやわらかい音色で、やや低域寄りのバランスだと思います。
タンノイの得意ジャンルは、なんといってもクラシックですからね。
ただ、このシリーズはある程度、オールマイティーに設定されていると思います。
CELESTION F10はわりと華やかな高音で、ヨーロッパの製品の中では、比較的、アメリカンな雰囲気を持っているかと。
元気な中に上品さがあって、色んなジャンルに合うスピーカーだと思います。
B&W DM600S3は、硬質ながらニュートラルで、色づけの少ないスピーカーです。
切れの良い音ながら、繊細さも併せ持った仕上げだと思います。
音量を出せないということですと、リニアリティの良いB&Wが良いかもしれませんね。
タンノイだと、やや柔らかすぎて、ぼわーっとした感じがするかも。
ボーカルに強いのは個人的にはセレッションではないかと。
ギターあたりも情感豊かに出ます。
あと、B&Wはアンプの性能を求める傾向があると思います。
それだけ潜在能力が高いわけですが、ONKYOでは力不足に感じてしまうかもしれません。
将来的なグレードアップをお考えなら、B&Wがおすすめです。
一言でまとめるとすると、タンノイは「優しさ」、セレッションは「活発さ」、B&Wは「優美さ」を求める方に適しているかと。
かなり抽象的ですけれど、参考になりましたでしょうか?(^^;
5月 15th, 2006 at 9:39 PM
参考にさせていただきます。ありがとうございました(^^
5月 16th, 2006 at 9:00 PM
migさん、参考になれば何よりです。
ぜひお気に入りのスピーカーをゲットしてくださいね。