J1 Projectのインシュレーター「BA72K」も実はだいぶ前に入手していました。
現行モデルではなく型落ちですが、直径72mm、高さ20mmと大型ですし、上面は直径35mmのくぼみがあるので小さめの脚ならこれで被せるような使い方もできるかなと。
分類としてはICPコンポジット (Isolation Coupling Polymer Composite)というタイプになります。
まずはクリーン電源の下に良いかなと思って当初は購入しました。(実際にはヒッコリーボードを導入してしまいましたが…。)
音傾向としては音に芯が通ったような傾向で、ハイスピード感があります。
響きの減衰が少し早くなり、濁りがさらに減ったような感じで、ICPによるダンピング効果かと思われます。
ザワつきが減っていていて解像度も高まっているのは良いのですが、TAOCのボード同様、機材によってはやや高域にクセが出る傾向が出ることもあるようです。
J1 Projectのほうがどちらかと言えばクセは少なく、鮮度向上のほうが目立ちますけどね。
ヒッコリーボードとの組み合わせやパワーアンプの下、レコードプレーヤーの直下と色々試しましたが、クリーン電源はダントツでヒッコリーボード、パワーアンプとプリアンプもヒッコリーボード優位、レコードプレーヤーはハウリングマージンからJ1 ProjectのIDSコンポジットのほうが相性が良く、結果的にレコードプレーヤーの置台の下になりました。
見た感じではIDSコンポジットより立派な感じですが、総合評価としてはICPよりもIDSのほうが他メーカーとの使い分けや併用がやりやすいかなという気がします。
同社のICPコーンスパイクと組み合わせて使うと効果が高まるようですから、そこまでやるとまた違ってくるのかもしれませんが、他が定まってるのでもうこれ以上やってもなぁ、というのが正直なところです。
置台の下でもハウリングマージンはやや低下傾向ですが、レコードの再生音自体は定位が明瞭になって音が前に出てくるようになって、良好な結果となっています。
傾向としては高域側の方が変化がわかりやすいですが、低域についてもキレの良さが出ていて、その高域の変化を下支えしているような印象を受けました。
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