B&W Matrix 805をメインで愛用してきましたが、他の機材やセッティングでその性能はしっかり引き出せた反面、物理的なサイズから来る低域の限界も感じるようになりました。
そこで、一旦、JAMO Concert VIIをメインに据えてみることに。
何度か仮置きで入れ替えたことはありましたが、その時はあまり良い印象もなくすぐに戻したんですが、今回は805をリビングに移動させ、スタンドも部屋から出したこともあってか、JAMOの良さがちゃんと出ています。
とりわけ低域も含めたスケール感はこちらが圧倒的ですね。
805でも50Hzくらいまではガンガン出ますけど、JAMOになるとカタログスペック上は24Hz、実際にも40Hzくらいは余裕で出てくれます。
やはり物理的なウーファーのサイズというのも重要ですね。
定位も意外と悪くなく、その上で音の広がりもあり、なによりちょっとしたセッティングのズレが気になるような神経質さが減ったのが良いポイントです。
ラックを移動してスピーカー間はパワーアンプだけになりましたし、壁との距離も出来る限り取るセッティングにしてるのも良いのでしょう。
ただ、しっかりオーディオマニア的に聴き込んでみると、やっぱりB&Wよりは解像度がやや低いなぁと感じてしまう部分は出てきます。
独特のプッシュプル・カップルド・2ウーファーからの低域はポートから出てくることもあり、遅れやボンつきみたいなところがどうしても出てきます。
実際に計測してみても、70Hzくらいにややピークが出るケースがあるようです。
ちなみにリビングに移したMatrix 805Vは非常に良好で、こちらはCelestion 5から大幅な進化を遂げてくれました。
リビングの他の機材もちょっと前まで私が使っていたもので駆動力は十分ありますし、やはりスピーカーの性能面でも低域や解像度が全く違うなと感じます。
リビングはもうこれから戻すのは厳しいですし、そんなわけで(?)JAMOにはしばらくピンチヒッターになってもらう形にしようかと思います。
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4 Responses
2月 3rd, 2017 at 6:46 PM
私もConcertⅦの愛用者です。
一時的にでもⅦをメインにしてくれている人がいてとても嬉しいですね。
私のⅦで最近、気づいたことを書かせてもらいます。
スピーカーターミナルにケーブルを接続する時にガリ音がして接触不良
を起こしていました。
そこで、背面のネジを緩めて分解してみました。
スピーカーターミナル端子とネットワーク基盤ははんだ付けではなく
4か所のボルトナットで締め付けれいました。
また、その締め付けが緩んでいました。
そして多少接触部分の金属が腐食していたので清掃、ボルトナットを
適正な締め付けを行って元に戻してみました。
当初の問題だったケーブル接続時のガリ音は解決でき、また、ブログ主さんが
指摘されている部分
>解像度がやや低いなぁと感じてしまう部分は出てきます。
分解、清掃後は今まで曇り気味の音質がクッキリしました。
アンプのエネルギーを無駄なくスピーカーに伝えているといった
発色の良い音になりました。
ただ、中高音がクッキリしたため相対的に低音が目立たたなく
なりました。
それでは、Ⅶをお互い楽しみましょう。
2月 3rd, 2017 at 9:39 PM
鈴猫さん、コメントありがとうございます。
JAMOをお使いというだけでもマイナー(失礼)なのに、同じConcert VIIとは奇遇です。
ターミナルの緩みはB&W Matrix 805でも同様にボルト締めで緩んでいて締め直しました。
うちのJAMOはとりあえず大丈夫そうですが、再チェックしてみようと思います。
ちなみにツィーターやスコーカーのネジを増し締めしたらクリアになりました。
内部のウーファーも緩んでないか確かめたいところですが、背面のネジの数が多すぎて躊躇しています。
バイアンプ駆動すると良いのでは?というアドバイスをいただいたこともあり、それもいずれ試そうかなと思っています。
今はまた休止中ですが、別の部屋にセッティングしてみようかなと待機してもらっています。
復活させたらまたブログに登場させたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
2月 5th, 2017 at 12:31 PM
返信、ありがとうございます。
>ちなみにツィーターやスコーカーのネジを増し締めしたらクリアになりました。
フロント部分のネジは緩みなんて勝手にないと手を付けてませんでしたが
本日、増し締めしたところ1回転近く増し締めすることができました。
>内部のウーファーも緩んでないか確かめたいところですが、背面のネジの数が多すぎて躊躇しています。
私は1週間前に電動ドライバーで背面の全ネジを取り外しました。
>内部のウーファーも緩んでないか確かめたいところですが、
私は、この時ウーファーの増し締めを行いました。4本の木ネジのようなもので固定されていました。
各ネジ1回転弱の増し締めができました。ただ対になってるウーファーのネジは増し締めできたかは
構造の詳細がかわりませんが
http://www.audiofil.net/data/upload/20140123_201844_inside_jamo.jpg
この図を見ると対のウーファーも同じネジの軸上にありそうですね。
もう一点、内部を開けて気が付いたことは吸音ウレタンが予想に反して、ボロボロになっておらず
まだしっかり弾力がありました。十分吸音効果もあり交換の必要もなさそうでした。
これらの作業時間はネジ数は多いですが電動ドライバーを使えば2時間弱くらいですね。
>バイアンプ駆動すると良いのでは?というアドバイスをいただいたこともあり、
>それもいずれ試そうかなと思っています。
Ⅶの潜在能力は高いと思います、バイアンプでよりいっそうⅦの魅力が引き出されてると
いいですね。
私がⅦの気に入ってる点は、BGM的な小音量再生でも音痩せが少なく、贅肉の少ない
しっかりした低音と広めの空間を奏でてくれる点です。
なので、できるだけⅦには長く私に付き合ってもらいたいと思っています。
>復活させたらまたブログに登場させたいと思いますので
希少種の情報発信を楽しみにしています。それでは、またお邪魔します。
2月 5th, 2017 at 3:50 PM
鈴猫さん、コメントありがとうございます。
電動ドライバーという手がありましたね!
時間がある時にやってみようかなと思います。
ウレタンもそうですが、エッジもしっかりしていますし、もっと評価が高くても良いと思うのですけどね。
最近のスピーカーは見た目は大きくても実際には軽くて、良く言えば鳴らしやすくて響きの良い(イヤミが入ってます)ものが多いので、JAMOみたいなタイプは好まれないかもしれないですね。
そもそも低音が出ること自体が住環境的に厳しいのかもしれません。
今はMatrix 802に傾倒してしまっていますが、いずれ良い場所で使ってあげたいと思います。