今回の東京出張で、JAVSのUSB-DDC「X-DDC」をゲットしてきました。
既にhiFace RCA、それにUD-H01内と、2つほどUSB-DDC機能を持ったものを所有してるんですが、さらに追加してしまいました。
というのも、実はhiFaceで前回の停止時点の音が短く(0.1sくらい)残存してしまい、次回の再生開始時の頭で出てしまうという問題がずっと解消しないんですよね。
代理店のzionoteさんも交換してくださったり、色んなヒントをいただいたのですが、うちの全てのMac(Mac mini、iMac、MacBook Air)でずっと同様の症状のままです。
Windowsでは問題ないので、ハードウェアの問題でないのは明らかなんですけどねぇ。
ちなみにUD-H01では発生していないということで、zionoteさんにオススメしていただいた中からX-DDCをチョイスしてみたという次第です。
予算が許せば、SOtMあたりを導入してみたかったんですけどね。
ってことで、まずは先日送ってもらったSUPRAのUSBケーブルでつないで軽く音出ししてみました。
まずはさきほどのhiFaceの残留音の問題は全くありません。
うちのソフトウェア的な環境問題もあるのでしょうが、hiFaceのドライバにも弱点があるのかな?
ちなみにX-DDCはMacの場合、OS標準のドライバで動作してくれます。
そして音そのものですが、当初、かなり異質な残響感があって、不良品かとビックリしました。
低域も思ったように出てない印象ですし、音もなんだかふらついてる気がします。
色々確認したところ、どうやらARCAMのDAC「BLACKBOX 50」との相性があまり良くないようで、同期外れが起きているような気がします。
ただし、しばらく再生しているとあまり気にならなくなったので、ウォームアップが足りなかっただけかもしれません。
なお、UD-H01をDACとして同軸接続した場合も、やはりX-DDCの電源を入れてすぐ再生開始した時に音が一瞬揺らいだことがありました。
なお、音の傾向は明らかにhiFaceとは異なっていて、押しが強く濃い目の表現のhiFaceに対し、X-DDCのほうは音像が少し奥に引っ込み気味で、定位もやや不安定な印象があります。
DACをUD-H01に変更してみると、その傾向は少し減りますが、分解能のある現代的な音ではあるものの、やや金属的な付帯エコーが載る感じもします。
しかし、この傾向もやはり時間が経つと少しずつ減ってきていて、現時点ではまだ音質を確定的にレビューすることは時期尚早かも。
公式サイトでも「エージング時間:200時間以上推奨」と書かれていますし、しばらくエージングした後、音質面は改めてレビューしたいと思っています。
それにしてもDDCでこれだけ音が変化するというのは興味深いところではあります。
また、この機種、通常はUSBバスパワーで動作するんですが、9〜12Vの外部電源で動作させることも可能です。
とりあえず手持ちの中でそれに適合しそうな、LXA-OT1付属のものをつないでみましたが、音が締まり、安定感が増すような気はします。
今のところはエージング中ですし、LXA-OT1付属のACアダプタはノイズも多めのスイッチング方式のものですから、とりあえず現状では参考程度ということで。
プレーヤーソフトに関しては、Audirvana Plusを普段使っていますが、ベータ版に搭載されているダイレクトモード、インテジャーモードともに動作するのを確認しました。
ただ、まだβ版の安定度がイマイチなので、通常は安定バージョンのほうを使用しています。
iTunesでも試しましたが、こちらも音像が引っ込む傾向は同様なものの、バランスはむしろこちらとの相性が良さそうな雰囲気です。
hiFaceは高音質の音源は良いものの、それなりのミュージックソースだと、途端に粗が目立ちすぎて聴いていられなくなることがしばしばでした。
X-DDCだと、その辺りが中和されて、どんなソースもオールマイティにこなしてくれる感じがしています。
とはいえ、全般的な音の傾向としては個人的にhiFaceのほうが好みかな。
まぁ、hiFaceもhiFace twoになってからはX-MOSになって音の傾向が変わったらしいので、一概には言えないかもしれませんけど。
まずはもう少しエージングしてみて、どういう構成をメインにするか決めたいと思いますが、今のところは以下のような2系統にしようかなと思っています。
・Audirvana Plus → hiFace → ARCAM DELTA BLACKBOX 50
・iTunes(別のプレーヤーソフト?) → JAVS X-DDC → TEAC UD-H01
あと、父に一旦あげたJAVSのDAC-2 MARCHもどうもいずれ返却されるっぽいので、戻ってきたらI2Sでの接続も試してみたいところです。