KEFからネットワークプレーヤー機能搭載のワイヤレススピーカーシステム「X300A Wireless」が今月末に発売だそうで。
少し前に出たUSB-DACアンプ内蔵の「X300A」にネットワークプレーヤー機能まで搭載しちゃったわけですね。
先日、LINNから発表されたEXAKTも似たようなコンセプトですし、イギリスではこのスタイルが人気なんでしょうか。
個人的にはコンポーネントを組み合わせる楽しみが減るのと、DAC部分の進化や故障への対応がしづらくなるような気もするので、モノを長く使う印象のヨーロッパとはイメージが違うのですけどね。
ただ、この形だからこそのシンプルなセッティングはたしかに魅力の一つで、左右それぞれのユニットに電源が必要なのと、左右間をUSBで接続する必要はありますが、配線はこれだけで済むのは良いかと。
欲を言えば左右それぞれにDACを搭載してるのですから、できれば左右間もワイヤレスにできたら完璧だったんですけどね。
ネットワークプレーヤー機能はDLNA V1.5の他、AirPlayにも対応しています。
DAC自体は24bit/96kHzまでですが、AirPlayだとそこが無理なことはメーカーも承知しているからか、「ハイレゾUSB再生を望まれるオーディオファイルの皆さんにはUSB接続のX300Aをお勧め」としています。
X300A WirelessにもUSB入力が用意されてるようですし、アナログ入力もあるので、大は小を兼ねるという点では大丈夫ですけど、お値段はX300Aの実売6万円台から大きく上がって、メーカー希望小売価格ベースでは11万円ですから、配線のことを考えなければ外付けでUSB-DACのほうがお買い得ではあるのかも。
なお、LANに関してはWi-Fi以外にも有線イーサネットも使えるようです。
私自身はUni-Qというか、最近のKEFサウンドはあまり好みではないのですけど、この路線はLINNのEXAKTやDYNAUDIOのXEOなど広がりを見せていますし、今後の展開が気になるところです。