Kirmuss Audioの超音波レコードクリーナー「KA-RC-1」がナスペック取り扱いで9/20に発売だそうで。
なにやら新しいレコードクリーナーが出るという噂は耳にしていましたが、多分コレだったのでしょう。
お値段は185,000円だそうで、噂よりはちょっとお高めかな?
海外でのお値段を調べてみると995英ポンドだったり875ドルなんて記載が見受けられますが、まぁ前者の15万円くらいが正しい価格でしょうか。
国内専用バージョンにはなってるようなので、まぁそれくらいは仕方ないかな。
私はClearaudioのバキュームクリーナーを使っているわけですが、超音波と派閥が結構分かれる印象です。
どちらが良いというわけではなく、結局は使い勝手かなとは思います。
このモデルの特徴は複数枚のレコードが同時に洗える点でしょう。
標準セットの場合、12インチを2枚、9インチを1枚、7インチを1枚で合計4枚、いっぺんに洗浄することができます。
そもそもバキュームクリーナーだとEP用のバキュームパイプは付属しないのが普通ですし、そういう意味でも画期的かも。
オプションでLP3枚に変更する交換用ユニットも出す計画があるようです。
逆に課題は乾燥させる仕組みが用意されていないところでしょう。
超音波洗浄した後は不織布で拭くという、かなり原始的なことになってます。
レーベルを保護する仕掛けも特にないように思われるのも気になるところです。
なお、拭いている間は付属のArte製のスタンドに置く形だとか。
バキュームクリーナーと違って専用のクリーニング液が不要なのも超音波の魅力ですけども、そのかわり6リットルの水が必要です。
他の超音波洗浄器だと精製水を勧めていると思うのですが、これは「水道水でも問題ない」となってます。
さらにより除去能力を上げたい場合はイソプロピルアルコールを30cc入れろ、という、なかなかアバウトな感じがすごいですね。
それでも取れなかったら付属のスプレーと山羊毛のブラシで…という弱気な感じもちょっと不安になります。
実際にはこれが素直な本音で、超音波とバキュームクリーナーにはそれぞれのメリットがありますし、やっぱりブラシや液、そして作業方法などの工夫やコツがあるんですよね。
もちろんそれでも傷があればダメですし、万能なクリーニング方法はないわけです。
それを加味して考えてもだいぶアバウトさはヒシヒシと伝わってきますが、選択肢が増えるのは良いことだと思います。
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