KLAUDIOからトーンアームが2本、発売になるそうで。
10.5インチの「ARM-MP10」と12インチの「ARM-MP12」があるようですが、どちらも165万円(!)という驚きのお値段ですが、機構もなかなか斬新です。
口で説明するより、まずは動画を見ていただいたほうが良いかと思いますから、以前展示された際の動画を貼っておきましょう。
1ピボット式のリニアトラッキングアームということだそうで、横にスライドするリニアトラッキングアームというのは以前からよくありましたが、アームが内周に行くに連れてヘッドシェルのオフセット角も盤面に合わせて変化するんですね。
レーザーでの位置表示を見る限り、オーバーハングはなくて真っ直線に動いているのが分かります。
ヘッドシェル自体はユニバーサルタイプなのでカートリッジ交換は簡単ですし、あえて言えばラテラルバランスはどうなるのかな?という気もしますが、これだけのアームだから当然そこも配慮されていることでしょう。
また可動部は基本的にベアリングを使ってあるそうで、アーム自体はカーボンファイバー、針圧はスタティックバランスとのことです。
アライメントについては専用のゲージも付いてますが、動画のようなレーザーがあるとスピーカーセッティングなどでも流用できて良いかも。
また、既存のプレーヤーにも外付けできるよう、自立型アームベース「BAS-ARM01」も出るそうで、これ自体は他のアームも取付可能なら便利そうですね。
あとは何と言ってもお値段ですけども、コレばかりは需要と供給、開発コストからして仕方ないところもあるでしょう。
「Air Force One Premium」に組み合わされていた「SAT Pickup Arm」も440万だそうで、年間20本程度の製造らしいですし…。
KLAUDIOのアームは理論的には確実に素晴らしいですけど、あとは出音次第でしょうか。
リニアトラッキングアーム自体、理論的には良くてもなかなか音にそれが反映されてないケースが多かったですが、こちらは従来のアームに近い構造だから、期待はできそうですけどね。
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