KOTOBUKIのオーディオチューニングパネル「Sound Reflect Panel」を入手しました。
正直手に入れるつもりはあまりなくて気まぐれに入札しておいたらそのまま終わってしまったというのが本音です。
そうでなくてもいろんな調音パネル類がありますし、場合によってはかえって音を乱すことも多いのでむやみに入れるのは要注意なんですよね。
ま、そうは言いつつも試してみたくなるのがマニアの性ということでいくつか場所を変えながら使ってみました。
大きさは30cm角でレコードジャケットよりちょっと小さいくらい、厚さは35mmです。
文字が大きく書かれていて主張が強めですが、この文字がなかったらカラーボックスの棚板?くらいの質感です。
表面は直径3mmの穴が3cmピッチで空いていますけど裏面はまさにベニヤ板そのものといった状態です。
ちなみに裏面にはフック用の穴もあるので、軽さを活かして壁に下げるのも良いのでしょう。
中には温泉水から抽出したらしいイフミックという集積機能性ミネラル結晶体を噴霧させた吸音材が入っているそうですが、持ってみた感じでは入ってる?というような軽さとスカスカさではあります。
かなりマイナスイメージから入りましたが、効能は結構悪くありません。
パワーアンプの上に置いてみた時はさすがにベニヤ板っぽい音が乗ってダメでしたけど、スピーカー後方の高い位置だと高域をうまく反射してくれて部屋の左右差の微調整に良さそうです。
単純に反射するわけではなく、高域のエコーボックスみたいな感じで響きをのせてくる感じですので調整が難しい高域の時間差みたいな感じの位相ズレを感覚的に補正したい場合には使えるのではないかと。
反射されてくる音色も低域に近づけるとさきほどのように材質の軽さがマイナスに働くことがありますが、中高域ならば悪い音色ではありません。
うちの場合だと、左側に偏って背後に窓がありますので、その吸音を減らすような配置にしてみました。
ちょっと艶が増すような変化の方向性で左右の広がりが感じられるようになった気がします。
ネットでは左右のスピーカーの上に2枚置くような使い方が推奨されていましたので、1枚ですけどちょっと試してみたところ、かなりクセが出ますがたしかに音傾向をコントロールすることはできそうです。
残念なのはやっぱり材質がちょっと安っぽいところかなぁ。
背後を少し補強してあげると良いのかなぁという気もしますが、軽さを活かして壁に使うのが良いのでしょう。
現在はもう発売終了っぽいですけど、安く出ていたら試してみるのは面白いグッズかなという印象でした。
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