KRELLのパワーアンプ「KSA-100」のヒューズ交換は以前にもやりましたが、スピーカー側のヒューズもISOCLEANにしてみました。
KSA-100は保護回路がほぼ完全に省略されている代わりに全てをヒューズで賄っています。
内部の電解コンデンサ周りにもたしか4本あって、これは定格を確認できていませんが、外から交換できる電源部分が12A、スピーカーが6Aのファーストブロー指定です。
躊躇していたのはISOCLEANがスローブローだからでして、保護回路のないKSA-100では速断を使うべきなんですよね。
今回は完全なる自己責任のもとに4Aのスローブローを装着しました。
ISOCLEANには信号の向きを示す表記もあるので、一応内部配線を見て合わせました。
それよりも通常は50Hzなり60Hzのみを扱う想定のヒューズに音楽信号が流れるわけですから、周波数特性や抵抗値のほうが重要かもしれませんけど。
ちなみに以前は一旦、セラミック管にしていましたが、少し中高域がうるさい印象もあったので、Littelのガラス管にしてありました。
今回の変更でいちばん感じたのは透明感が違うというところでしょう。
録音時の背景ノイズが明瞭に聴き取れるほどで、高域もしっかり出ていながら喧しさが感じられません。
なにせ本来ならスピーカーケーブルを通るはずの部分を真っ先にヒューズの中を通すわけですから、電源系よりも効くのは明らかでしょう。
いっそのこと、MOS FETリレーを自作ちゃうなんてのも考えてみましたけど、そう簡単にはできないですからねぇ。
なお繰り返しになりますが、本来は火災なども含めた安全性のためにも定格をしっかり守るべきものですので、気楽に交換することはオススメできない点はご承知おきください。
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