レコードクリーニングマシンで使用するクリーニング液にはOYAGを愛用しているのですが、これでも落ちない頑固なパチパチが結構あるので、対策の1つめとして、レイカのバランスウォッシャーA液を試しに導入してみました。
本来は名前のとおり、レコードのカビや汚れ成分を落とす「A液」と、音質向上と保存作用を持たせ帯電防止する「B液」をバランス良く使うんですが、お値段がそれなりに高めということもあってB液はOYAGで代用しようというセコい目論見です。
そもそもクリーニング液の効果の差なのか、はたまたクリーニングブラシ、マシンのバキュームなどの工夫でなんとかなるのか、お試しの意味合いもありますし。
ということでパチパチが酷い数枚でバランスウォッシャーA液を試してみました。
順序としてはA液で磨くような感じでクリーニングしてバキューム、続けてOYAGで通常通りのクリーニング、バキュームという形です。
なおレイカで推奨されているビスコという拭き取り用紙は使わず、全てバキュームで処理しています。
バキューム後のブラシやバキュームアームの清掃にはキムワイプやJKワイパー、乾燥後は歯ブラシを使っています。
さて、早速聴いてみるとパチパチが完全に消える、とまではいきませんが、OYAGでは取れなかったレベルまで低減しています。
どれもそのままではちょっと聴くのを躊躇するレベルだったのですけど、これなら十分聴けるな、という感じに仕上がりました。
音質としてはやや変化が見受けられる点はOYAGと同じですが、OYAGは音の鮮度が上がって滑らかになりますが、バランスウォッシャーを使うと高域の伸びが良くなる代わりに、低域を中心にやや音が整理された感も受けました。
汚れが少ないディスクや普段のクリーニングはどちらかと言うとOYAGのみのほうがディスクへの負担が少ないのかな?という気もしましたが、その辺りは長期的に聴いてみないと判断できないところです。
ただ、レコードの溝を見る限りだと、バランスウォッシャーでクリーニングしたほうが明らかにくっきりとした溝の光沢になってるようです。
あとはB液も導入すべきか、ですが、それはA液を1本使ってしまうくらいに試してからでも遅くないかなと。
OYAGも最初に買った1000mlのうち、まだ150mlくらいしか使ってないですし。
むしろclearaudioのブラシやバキュームアームのマイクロファイバーのほうが供給や価格に不安がありますから、そちらにも対策をしておこうと思い、いくつか入手しておきましたので、それもまた後日ご紹介したいと思います。
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