LINDEMANNから小型コンポのmusicbookシリーズが3機種発売されたそうで。
横幅280mmですからOlasonicのNANOCOMPO(149mm)からするとだいぶ大きめで、LINN黒箱(320mm)よりちょっと小さいくらいのサイズですね。
ただ、USB DAC付きプリアンプの「musicbook10」、デジタルパワーアンプの「musicbook50」という2製品はNANO-D1,NANO-A1のような組み合わせです。
ただしお値段も相当違って、musicbook10が55万円、musicbook50が36万円だとか。
また、musicbook10の筐体にCDプレーヤーが追加された「musicbook15」もあって、こちらは63万円です。
価格面から見るとパワーアンプがややお買い得感があるのかなと思いますが、やっぱりそれなりのお値段ですね。
ちなみに同社の製品はこのmusicbookに一元化するようですから、かなり力が入ってるのは間違いなさそうです。
内容を見ていきますと、musicbook10はWolfsonのWM8742を搭載し、5.6MHzまでのDSDにネイティブ対応しています。
他社もそうですがDSDにかなり力を入れてるようで、DSD再生時には余計なPCM部分の電源をカットするほどの念の入れようです。
そんな仕様面以外でちょっと気になったのが背面の端子がちょっと奥まったところに用意されている点です。
LINNもこんな風にしているケースがあるんですけど、これだと太いケーブルなどが刺さりづらい場合があるんですよね。
そうでなくても本体がコンパクトですし、出力にXLRも用意されているので端子間のスペースがちょっと狭めなのはやや気になりました。
パワーアンプのmusicbook50はそのスペース面もあってか、最初から潔くバナナプラグ専用としてあります。
クラスDアンプなのでコンパクトに仕上がっていますが、こちらはUCD(Universal Class D)テクノロジーを採用としているだけで、実際の詳細が不明です。
名前と海外サイトからの情報だとどうもBTLでディスクリート構成なのかな、という雰囲気です。
あと、D級アンプの低消費電力を活かして、自動信号検出でミュート状態(消費電力2.5W)が解除されるようになってるのは便利そうです。