MacBSの日常生活的日記

LINNのセッティングがやっと落ち着いてきた

先日導入したLINNのパワーアンプ「LK140」ですが、セパレート構成になったこともあってチューニングに結構手間取りましたが、ようやく落ち着いてきました。
ほとんど自分用メモみたいなものですが、書き残しておこうかと。

当初はざっくり繋いで鳴らしてその変化の具合に喜んでいたわけですけど、聴きこんでいくと気になるポイントも。
これまで使っていたLINN MAJIK-ILはほどほどに帯域が狭めでしたが、それが上下に伸びたことで中域とのバランスが気になるようになりました。

そこでまずは電源周りから見直しです。
LK140の電源ケーブルは当初、その辺に転がっていた3Pケーブルでしたが、これをひとまずLK140に付属してきた純正品(だと思う)に変更します。
ケーブルにはWELL SHIN WS-002という記載がありますがどうやら台湾のメーカーで、サーバー用やホスピタルグレードで使われるもののようですね。
これでだいぶ滑らかで上品になった印象はありましたが、それほど顕著な変化はありませんでした。

次に電源タップとコンセント極性に手を入れてみます。
当初は空きのあったノイズフィルタ付きの電源タップに挿してあったので、これをノイズフィルタ無しのコンセントに移動させました。
これまでもアンプはノイズフィルタ無し、デジタル機材はノイズフィルタ有りにしてあったんですよね。
これでパワーが上がった感じになり、高域の透明感が高まった分、低域も締まった印象になりましたが、むしろLK140導入による変化の色合いが高まったような気も…。

その後、コンセント極性をそれぞれ入れ替えていったりと試行錯誤しますが、なにしろMAJIK-IL、LK140、ATOLL DAC100と3台それぞれになるので手間がかかります。
本来から言えば検電ドライバーでも使えばそれで終わりなんですけど、実際に聴いてみた印象が必ずしもそれと一致するわけではないんですよね。
そうなるとどうしても、いわゆるHi-Fiっぽいほうをチョイスしがちになって、最初に気になったところをどんどん強調してドツボにはまるという…。

そこで再び、電源ケーブルのほうに戻って、まずは機器ごとに割り当てるケーブルを決めるところからやり直します。
最終的にLK140にZonotone 6N2P-3.0 Meisterを、ATOLLはLK140付属品、そしてMAJIK-ILにWireWorld STRATUS Power Cable Series 5-2という具合に決まりました。
どうもLK140やATOLLはケーブルの種類や極性にそれほど大きな影響を受けないようですが、MAJIK-ILがクセモノっぽいことが見えてきました。
先日作った仮想アースもMAJIK-ILに使ってるわけですが、電源ケーブルのアース線の扱い方も影響しているのかもしれません。

ケーブルが決まってしまうとあとは極性のみで、さきほどの判断からMAJIK-ILの極性をまず決めてあげれば良いと分かりましたから、だいぶ楽になりました。
一旦は線が細いほうをチョイスしましたが、これだとやっぱり消極的な音になり過ぎてしまいます。
かと言って反対にすると低域が厚くなり過ぎる感じなんですよねぇ。
ただ、後者のほうが音に鮮度がありますから、あとは他で調整することでなんとか収めました。

さらに、RCAケーブルも入れ替えていきます。
これまではATOLLからMAJIK-ILまでをNordost Enchantress、プリとパワーをLINN BI12/UBでしたが、これを入れ替えました。
しかし、これは期待とは違って音の傾向にさほど大きな違いが出ず、少し歪みが減ったかなという程度でした。
結果として現状は以下の構成となっています。

パソコン: Apple Mac mini
USB-DDC: JAVS X-DDC
DAC: ATOLL DAC-100
CDP: SONY CDP-557ESD
Pre Amp: LINN MAJIK-IL(パワー部オフ)
Power Amp: LINN LK140
Speaker: DALI Royal Menuet II

USBケーブル: 電源線切断延長ケーブル + Zonotone HiVi付属ケーブル
デジタルケーブル: LINN Black Cable(同軸) / Ortofon OPT-100(光)
音声ケーブル: Nordost Enchantress(アンプ間), LINN Black Cable(DAC), SONY OFCケーブル(CDP)
スピーカーケーブル: MONITOR COBRA 6S(バイワイヤリング)
電源ケーブル: LK140付属ケーブル(DAC100), Wire World STRATUS Series 5-2(MAJIK-IL), Zonotone 6N2P-3.0 Meister(LK140)

ここまで電気系のセッティング見直しをしたんですが、もうこれはアコースティックな部分をやるしかないなと、スピーカー周りを見なおしたらこっちが正解でした。
こちらもスパイク受けの素材を銅、アルミ、フェルトと替えてみたり、スピーカーの内振り角度を調整したりと色々やりましたけど、なんと一番効いたのはスピーカーの間に置いてある液晶モニターや使ってないコンポ類の位置だったという…。
本来はスピーカーの間には何も置かないのが良いのですけど、音楽を聴くのは書類作りだったりブログ書きだったりしながらがほとんどなので仕方ないところなんですよねぇ。

とりあえず液晶モニターの高さを5cmくらい上げ、使ってないコンポを片付けてしまったら、あっさり気になってた部分が解消しました。
それどころか、音場も音像もぜんぶ良くなったわけで、やっぱりルームアコースティック(それ以前の問題だけど)は重要なんだと再認識してみたり。
リスニングポイントからするとモニターがちょっと遠いんですけど、音と目のためならそのくらいは我慢しましょう。

当面はこのままデスクトップオーディオなセッティングですけど、将来的にはせっかく良いソファもあることだし、フロア型スピーカーでも導入してくつろぎながら聴く構成にしたいところです。
いや、ホントは機材を替えなくても良いんですけどね。

モバイルバージョンを終了