アンプがLINNになったからというわけでもないのですが、今度はLINNのRCAケーブル「BI12/UB」をゲットしてみました。
LINNのアンプを買うと付属してくるタイプのもので、俗にLINN Blackと呼ばれてるインターコネクトケーブルです。
ただ、本来は左右を区別するためにR側は赤いリング状の表記があるんですけど、それが両方とも黒いL側という、ちょっとしたワケありです。
信号を流すという上は問題ないんですけど、このままだと区別が付きませんからパーマセルテープで仮に識別できるようにしておきました。
プラグ部分はELKA PLUGというもので、実のところ価格的にはこっちがほとんどを占めています。
挿す時は軽く、抜けにくい構造になっていて、音質うんぬん以前にしっかりした接触を確保しやすいのが良いですね。
これまで使っていたAccuphaseのケーブルから交換して鳴らしてみると、ギスギスした感じが減って、絹ごしの透明感といった雰囲気が出てきました。
どうも最低域が自然に伸びるようになったように感じるので、そこが良い方向に働いているのかも。
それに伴って、音和は増えつつも上品になって、LINNのアンプとの相性の良さを感じます。
つまりはLINNの音がより濃くなったということなんでしょうが、LINNユーザーは徐々に入り口から出口までLINNになっていくというのがなんとなく分かる気がします。
ちなみにケーブルには方向性があって、実は最初間違えて右だけ逆向きにしたんですが、これだと高域がやや詰まった感じがあって、再確認したところ、向きの間違いに気付きました。
ケーブルの向きに関しては私は意外に無頓着で、聴感上好みのほうに合わせれば良いかな、くらいに捉えてますが、今回のケースだとメーカー指定の向きのほうが高域が伸びて良い気がします。
LINNは他と比べればケーブルがわりと廉価な傾向ではありますが、オーディオ趣味のない方にはBLACKケーブルでも十分に高価でしょうけれど、さすがにそれだけの価値はあるなというのが正直な感想です。
もう一つ上にLINN SILVER(正式にはSI12/UB)がありますが、今のシステムには今回のBLACKで十分かな。
スピーカーケーブルだとさらに手軽に買える価格帯からあるので、そちらも結構オススメです。