LINNのネットワークプレーヤー「DS」が一新されて、DS/2シリーズに移行して4/1に発売になるそうで。
シリーズは以下の4モデルです。
・KLIMAX DS/2
・AKURATE DS/K/2
・MAJIK DS/2
・MAJIK DSM/2
ハードウェア的な主な変更点は新たなクロック・アーキテクチャーの採用、PCB内電源供給方法の変更、8層基板三次元回路レイアウトの見直しといった具合だそうです。
ただ、それよりも機能面で目立つのがスピーカーの設置位置や部屋の大きさなどを入力することでルーム補正をしてくれる「Space Optimization」機能の大幅なアップグレードでしょう。
この「Space Optimization」が全てのDS/2シリーズで使えるんだとか。
EXAKTシステムへ移行可能な「EXAKT LINK」端子も装備されるそうで、もはやネットワークプレーヤーというよりもオーディオコントロールセンターといった趣きですね。
ただし、補正にはスピーカーの情報が必要だそうで、LINNの純正スピーカー以外だとB&Wなどのプリセットが用意されてるそうですし、これもEXAKTでのドライブが前提みたいですが。
私自身は旧世代も良いところで、まだディスクを入れ替え操作しないと、どうもアルバムを聴いた気分にならなかったり、コントローラとなるソフトウェアの出来がまだ気になったりするんですけど、こうした補正機能も含めて考えると、これまでのオーディオの常識の呪縛からそろそろ解き放たれなければいけないのかもなと思う部分もあります。
もうちょっとエントリーレベルのモデルや通常のスピーカーでも、その一端を見せてくれると嬉しい気もしますけど…。
なお、従来モデルのDSをお使いの方も、DS/2へとアップグレードするサービスも実施されるそうです。
ただし、AKURATEとKLIMAXが対象で、MAJIKは今のところ対象ではないみたいです。
こういうヒエラルキーはある程度仕方ないでしょうけど、現行のMAJIKの下取りサービスくらいはあると良いかもしれません。