LINNのアナログプレーヤー「LP12」で初期と同じ木枠に4本スリットの入ったRetro-Walnut仕様が再発売されたそうで。
初期のLP12はこのデザインでしたし、その後も2002年に30周年モデルで限定発売されたそうですが、やはり要望が多くて復活したんだとか。
お値段は税抜き300,000円で、それだけ聞くと「意外と安いじゃん」となりそうですけど、これはあくまでターンテーブルとモーターだけの基本部分のお値段。
ですから、全部セットになったエントリーモデルの「MAJIK LP12」では選べず、AKURATEやKLIMAXでチョイスできる選択肢ということになります。
通常デザインのものとは数万円の違いですが、初期のLP12の価格を知る者としては改良が重ねられているとはいえ、少々お高くなったなぁという感は否めません。
AKURATEで全体を組むと100万円コース、KLIMAXだと300万円コースですから、mechanicsの差額など知れたものです…。
それでも今使っているMICRO BL-99Vとは別にもう一台置くとしたら、個性も全然違うLP12かな?とは思います。
2台あればストレートアームでも気になりませんし。
ただ1台で買い替えなら、MICRO SXシリーズかなぁ。
いいかげん、もっと新しいモデルを候補に入れたいところですけど、スピンドルの精度、長年使えそうなもの…となると選択肢は限られるような気がします。
クリーニングマシーンで使っているClearaudioも悪くはないですが、デザインがかなり奇抜ですし…。
また、LP12とは関係ありませんが、LINNの「UNIDISK 1.1/2.1/SC」、「AKURATE CD」のピックアップ交換を今後はスコットランドで実施することになったんだとか。
ピックアップの在庫が少なくなってることが原因なのでしょうけど、この問題はどうやら他メーカーも含めて大問題に発展しそうな気がします。
CD登場とともに過去のものになったと思われていたレコードはまだまだ問題なく再生できる環境が整っているのに、CDやSACDのほうが再生するプレーヤーがないという問題に直面しそうというのも皮肉なものです。
LINNとしてはすでに光学メディアプレーヤーは出してないですし、自社で配信をやったりEXAKTを手がけたりしてるわけですから、そういう意味では「いつまで光学メディアを使うつもり?」という思いもあるのかもしれませんけどね。
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