先日導入したLINNのプリメインアンプ「MAJIK-IL」ですが、セットアップしながら聴きこんでるところです。
設置は相変わらず仮置きですけどね。
まずは発熱の具合が気になっていたんですが、本体からの熱はマイクロメガ以上に少なくて、これから夏にかけては助かりそうです。
ただ、上よりも下側からの発熱が多い感じなので、本体に付いた小さな足ではちょっと不安かも。
ということで以前、東急ハンズで仕入れてきたウッドブロックを下に挟んでみました。
またチューニングという点では、バイワイヤリング接続にしたのがいちばん大きな変更点です。
以前から使っていたMONITOR Cobra 6Sをさらにもう一本追加で持ってきて、アンプから低域と高域にそれぞれバイワイヤにしました。
マイクロメガの時もTIGLONといっしょにバイワイヤにしてその効能は分かってたんですよね。
主に高域の抜けが違っていて、当初の出音からすると高域側のベールが取れたような気がします。
バイワイヤにしたから、というよりもDALIのネットワーク側の逆起電力による影響かな。
アンプ側はバイアンプなわけではないので理論的にはそんなに違わないはずなんですけど、バスバーを使わないだけでもだいぶ違うのかもしれません。
逆にそれ以外はほぼ変更なしで良いかな、という感じです。
マイクロメガの時と比べると音が前に出る感じがしますが、その分、音像は少し緩慢になったかな、という気もしますが、楽器の分離やディテールは歴然と良くなりました。
スピーカーの向きや壁面からの距離などはぼちぼち詰めたいと思っていますけどね。
またセットアップとは直接関係ないですが、動作確認も兼ねてヘッドフォンも試してみました。
マイクロメガも背面にヘッドフォン端子があったんですけど、ほとんど使わなかったんですよね。
ヘッドフォンアンプほどではないですが専用のアンプが用意されているらしく、十分実用的な音質でした。
また、説明書ではスピーカー出力を切るためには操作が必要となってましたが、実際にはヘッドフォンを挿すとスピーカーからの音が消えました。
そのほうが好都合ではありますけど、スピーカー端子形状とかマイナーチェンジやバージョン違いが多いのは海外製品らしいところです。
リモコンも結構重宝していますが、メーカーコードはマイクロメガと同じく、やっぱりMarantzと同じコードでした。
ソニーの記憶リモコンにメーカーコードを設定してありますが、そのままだとボリュームとミュートくらいしか使えないようです。
同じ部屋で使うと両方動いちゃう形になりますし、やっぱりマイクロメガは寝室に移動だなぁ。
リモコン絡みでいうと、電源が完全にメカニカルなもののみでリモコンは使えないのはやや難点でしょうか。
しかも設定記憶というのが全くなくて、電源オンで必ずソースはCD、ボリュームが30になっちゃうのが困りものです。
通常聴いている音量が5〜7くらいですから、30はかなりの爆音なんですよねぇ。
内部のショートピンで15には変更できるらしいですけど、ショートピンが付いてないし、15でも大きい音なことに違いはないですから…。
ボリューム接点の清掃もしたいので、近いうちに開腹したいとは思ってますから、サービスマニュアル(リンク先はPDF)は一応入手しておきました。
細かいところはまだこれからですけど、おおよそのセットアップは整ってきましたし、あとは音楽をのんびり楽しむ環境にしていこうかと。
オーディオ機材もこれでだいぶ一段落しそうな気がしますが、一箇所が良くなると他の粗も見えてきますからねぇ。
LINN MAJIKはプリアウト、パワーインもあるし、パワー部をオフにするショートピンもあったりするので、将来的にパワーアンプ追加とか、CDプレーヤーも…とか考えないこともないという…。
ただ、音楽を楽しんでこそだと思いますし、あんまり走らないように気をつけたいところです。