LINNのプリメインアンプ「MAJIK-IL」ですが、やっぱり中身が気になったのもあって結局、開腹してみることにしました。
マイクロメガと違って開腹は簡単で底面のネジ4本を外すだけです。
底面には注意書きの記載とシリアルナンバー、それに出荷責任者の名前が入っています。
写真ではシリアルナンバーの下2桁を消してありますが、8000番台というと結構後期のようです。
中の基板もそれを物語っていて、「LAYOUT REV L13」という記載とともに1996年という記述が見受けられます。
それでも製造からもうずいぶん経ってることは間違いないわけですけどね。
この記載も参考にしながら、電源オン時の初期ボリュームを30から15に変更しました。
基板にも下のように補足説明が書いてありましたけどね。
ショートピンは純正の保守部品はないですから、壊れたPC用のCDドライブのジャンパーピンを使いましたが、うまく変更できました。
なお、サービスマニュアルや基板上の記載はされていますが、メーカー保証外の行為ですのであくまでも自己責任で。
まぁそもそもMAJIKはメーカー修理不可になっちゃってますけども…。
一方、多少反応の鈍い操作ボタンの部分ですが、こちらは基板を留めてあるネジのうちの一本がかなり外しづらい位置にあり、そこまで困る状態でもないですし、今回はそのままにしておきました。
L字オフセットドライバーでも入手してからやったほうが良さそうですしね。
中身を眺めるとやっぱりトランスの大きさが目立ちますが、他は表面実装も多くLINNらしい雰囲気です。
なお、コンデンサはRubyconの63V 10000μFのが2本使われていました。
内部はホコリもほとんど積もってなくてキレイな状態でしたし、中身を見たいという欲望も満足したので、あとは安心して音楽を楽しんでいきたいと思います。