LINNのターンテーブル「MAJIK LP12」の標準トーンアームが11月からClearaudio製に変更になるそうで。
元々はPro-JectだったのがJELCOに変わったんですけど、そのJELCOが活動停止してしまったからやむを得ず…といったところでしょうか。
JELCOを除けば自社でもターンテーブルを出しているメーカーなわけですが、そもそもトーンアームを製造しているメーカーがとても少なくなっていることを考えると選択肢がなかったとも言えるのでしょう。
その辺り、なんとなくCDプレーヤーの光学ピックアップにも似ていて、悲しい気分になります。
Clearaudioは私自身、クリーニングマシンを持っていて、トーンアームもリニアトラッキングから多種多様なモデルが以前から出ていましたし、性能はおそらく結構高いでしょう。
単体のトーンアームでいえば、いちばん安いVerifyですら実売で15万円超えですので、そういう点ではMAJIK LP12のコストパフォーマンスはなかなか高まった可能性があります。
ただしMAJIK LP12の販売価格も52万円(税別)となっていますので、その前の43万円からすると9万円のアップとなっています。
JELCO製だったMajik Tonearmは単品で12万円で販売していた時期がありましたから、ベアリングシステムのKAROUSEL(13.5万円)が標準搭載になっていることを考えるとトーンアーム自体は大きな価格差はないのかな?
ちなみに今回のトーンアームKRANEは今のところは単売予定はないとのことです。
Pro-Jectの9ccからは10万円でJELCOのにアップグレードできたわけですし、今回もKAROUSELと合わせてそういうサービスが実施される可能性はありそうですけどね。
ただ、LP12も最廉価で50万超えとなってしまうと、なかなか気軽に導入するのは厳しいかも。
昔はLINNにも下位モデルがあったりしましたが、さすがにもうそういう機種は出さないのでしょうね。
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