LINNのXLRケーブル「SILVER BALANCED INTERCONNECT CABLE」を懲りずにまたゲットしてみました。
LINN SILVERはずいぶん前にRCAケーブルを購入して持っていますが、正直あんまり出番もなく使っていません。
ただ今回のBALANCEDはケーブル自体もSIC/Bというバランス伝送用ですし、2.5mという直尺なので試してみても良いかなと。
ちなみに製品版の完成品「SI12/B」は1.2mですので、これはおそらくカスタムではないかと思われます。
そして入手したもう一つの理由が謎のアダプタが付いていた点です。
ほぼ確実に位相変換アダプタだろうと予想していましたが、予想通りプラグにもREVの文字があり、結線も2番と3番を入れ替えてありました。
LINNはXLRプラグ「BSP4」も独自のもので、これ自体が結構高価ですし作りもしっかりした良いものです。
位相変換アダプタも素材としてはほぼ同じですが、ピンが金メッキではないというのが違いではあります。
重量もずっしりで、むしろ重すぎて機器への負担が気になるくらいですが、そこは下にNCF Boosterもどきを挟むので問題ありません。
さてまずは本体のXLRケーブルのほうから動作確認がてら、プリとパワーの間を繋いでみました。
2.5mだとプリ-パワー間はギリギリでして、NCF Booster-Signalで空中架線状態にしてなんとか届いた感じです。
ASLC-30と比べると艶と広がりがあって、AKURATE DSで再生する分にはなかなか好印象です。
ただ、レコードではやや低域が不足しているように感じ、情報も整理されている印象があります。
SACDでもチェックしてみましたが、LINN SILVERのほうはやはり音楽的な広がりはあるものの、なんとなく一旦、音楽空間をケーブル内で再構築されるような感覚を受け、そこがやや気になるところです。
ここでASLC-30に戻しますと、低域のパワー感が相当違っていて、こちらはそのままダイレクトに出してくる印象です。
もうこの辺りになると好みもかなり入ると思いますが、音源の性能をフルに引き出すという点ではやはりASLC-30ということになりました。
そして位相変換プラグですが、こちらはAKURATE DSからプリアンプへの入力で、これまで使っていたNEUTRIK製のアダプタから交換です。
ケーブル自体はCHORD Shawline XLRを使っています。
前述のように重さがかなりあるのですが、プリアンプに装着してみるとむしろNEUTRIKよりもガッチリ装着されて安定感が感じられます。
もちろん、念のために下にマートルウッドなどを挟んでおきましたけどね。
位相変換アダプタのほうは音色も大きな変化がなく、純度も薄皮一枚分くらい上がったように思います。
そもそもここにLINN SILVERを使ってみるのも考えましたが、それもムダに長過ぎますからねぇ。
そんなわけで結局、位相変換アダプタだけ活用するという勿体ない使い方になっていますが、結果的にはさらにAKURATE DSの良さが引き出される形になったので導入した価値はあったかなと思っています。
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