LUMINのネットワークトランスポート「U1 MINI」が発売になるそうで。
LUMINというとなんと言ってもコントロールアプリの「LUMIN App」の出来が秀逸でして、私も愛用しています。
当然ながら、このトランスポートも対応しているわけで、それだけでも注目すべきものではあります。
トランスポートなのでDACは内蔵されていませんが、U1が電源筐体が別だったのに対して今回は内蔵してあります。
お値段もシルバーモデルなら28万円(税別)ですから、惜しくも終了してしまったMAJIK DSのトランスポートバージョンみたいな感覚で導入するのはアリなのかなと感じます。
ただ、電源部をよく見るとケーブル2本でつながっている様子で、それだと片電源ということになります。
筐体のコストもあるでしょうけれど、これならノイズ対策の面では外部に出したほうがかえって良い気もしますが、トランスポートだからそこまで気にしすぎなくても大丈夫かなぁ。
スペックとしては11.2MHzまでのDSD、32bit/384kHzまでのPCMに対応しますし、流行りのMQAもサポートしているなど、抜かりないものです。
ただしあくまでもトランスポート(しつこい)ですから、DACを用意する必要があるわけです。
特にDSDをデジタルで出すところがいろいろ制限があるのですが、同軸から光までDoPに対応していますから、2.8MHzまでのDSDならわりと気軽に鳴らせそうですね。
まぁうちだと対応しているのはCHORD Mojoくらいなものですが。
それ以上はUSBを使う形になりますが、SDIF2をサポートしてくれれば良いのですけどね。
ちなみにBNCやAES/EBUもあってデジタル出力は非常に充実しています。
サイズはとてもコンパクトで、重量も2.5kgしかありません。
ある意味、小型のパソコンみたいなものですから、それならRaspberry Piなどでも良いという派と、いややっぱりオーディオ専用じゃないと!という方に分かれるところはあるでしょう。
ちなみに内部写真は海外の本家サイトにはありました。
スッキリとキレイにまとまっていて良さげではありますね。
うちはもうネットワークオーディオはAKURATE DS(初代)で良いかなぁとも思いますし、場合によってはOlasonic NANO-NP1ですら良いかなと思いますが、もし相応しいDACが見つかったらトランスポートへの移行というのは考えない方向ではないかも。
最近はDELAやfidataなどNAS側がこの役割を担うケースも増えてきましたが、操作性や音質も含めて気になる存在ではあります。
個別問い合わせになるようですが、試聴機も用意されているようですので、気になる方は借りてみるのも良いかもしれません。
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