MacBSの日常生活的日記

LUXMAN C-900u

LUXMANからプリアンプ「C-900u」とパワーアンプ「M-900u」が正式発表されたそうで。
もうずいぶん前から展示会に出品されたり、(発表前なのに)雑誌の銘機賞を取っていたんですけどね。

どちらもメーカー希望小売価格が1,155,000円(税込)という弩級アンプです。
ラックスマンというと以前は私も5L15、L-68Aと愛用していたんですが、昔はプリメインアンプのほうが人気が高く、セパレートはそれほどでもなかった印象があります。
その後、メーカーも紆余曲折ありましたが、今は押しも押されもせぬ銘ブランドになった、というところですね。

そんな昔話はさておき、C-900uはラックスマン自慢のLECUAとODNF 4.0搭載のプリアンプです。
いわゆる可変抵抗器としてのボリュームはもうオーディオ専用のものが入手しづらくなったこともあってか、最近はこうした電子制御のアッテネーターを採用するメーカーが増えています。
そうした事情だけでなく、ガリオームが理論上生じにくかったり、小音量で左右のボリューム差が出にくい、それにリモコンで操作させやすいといったメリットもあってのことかと。
ODNFによる低歪み化、フルバランス構成対応と、さすがに高級感あふれる構成になっていますね。
また、細かいところかもしれませんが、左右のバランス調整もLECUAで実現しているので余計な毛色を経ないのも良い感じです。

パワーアンプのM-900uのほうは8Ωで150W+150W、モノラルなら600W(8Ω)というハイパワー仕様です。
こちらもバランス構成に注力していてフラグシップらしい豪勢なものですね。
どちらかと言えば私はプリアンプのほうが(ニーズ的にも住宅事情的にも)気になりますけども。

その弩級らしいデザインもやはりハイエンドオーディオらしいものです。
パワーアンプのアナログメーターも入手しづらくなってきつつあるところでも維持していく意義を感じられるか、というのもユーザー次第でしょうか。
先日発表されたヤマハのA-S3000でもメーターを付けていましたし、やっぱり欲しいという層が多いのでしょうね。

あと、C-900uはフォノイコライザーも搭載されていないところはPD-171ALを出したばかりというのを考えるとちょっぴり残念かな。
フォノイコライザー単体モデルも出ていますが、C-900uと組み合わせるクラスのも出ると良いなと思います。

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