ラックスマンからUSB-DAC機能搭載のSACDプレーヤー「D-05u」が7月下旬に発売されるそうで。
型番としては「D-05」の後継モデルですが、5.6MHzまでのDSD、32bit/192kHzまでのPCMに対応するUSB入力を装備した点が今風な光学ディスクプレーヤーになっています。
純粋なUSB-DACとして考えてもLUXMANで35万円なら安いと思います(そこがオーディオマニアの怖いところ)から、むしろディスク再生をオマケくらいに考えるようなユーザーさんに向けての製品でもあるのでしょう。
D-05からすると5万円ほどのアップではありますが、機能面や昨今のオーディオ機器の相場を考えれば妥当なラインかと。
なおDACはPCM1792AからPCM1795のディファレンシャル動作に変更になっています。
チップだけでいえばPCM1792Aのほうが高級ということになりますが、バランス構成を狙ったという面もあるのでしょう。
ちなみにヘッドフォン端子はアンバランスすら装備されてませんので、ヘッドフォンで聴きたい場合には別途、ヘッドフォンアンプを用意する必要があります。
さきほどあえて「オマケ」といったディスクドライブも上位モデルと同様の「LxDTM」を搭載しています。
当然ながら自社でピックアップから作れるメーカーはもはや数社しかないわけですが、全体のドライブとしての完成度はラックスマンが結構評判が良いようです。
特にSACDメカは駆動音が気になるケースがどうしても多くなりがちなようですし、外来振動の遮断もさることながら駆動音も遮断してくれるのはありがたいかと思います。
ただし、SACDは2chのみの対応ですので、マルチチャンネルが必須なSACDユーザーの方は注意が必要です。