• 249月

    LUXMANから初のクリーン電源「ES-1200」が10月下旬に発売になるそうで。

    クリーン電源が各社から結構目立つようになったのは、他の需要が頭打ちというのもあるでしょうけど、それ以上に家庭内の電源が汚れている、というのがあるのでしょう。
    一時期、My電柱が話題になったことがありますが、クリーン電源のほうが物理的にも価格面でもより現実的ですし、こちらのほうが効果が大きい可能性もありますからね。

    ただクリーン電源は音はキレイになるものの、「音が痩せる」などと言われがちです。
    実際には歪みが減ってそう感じる部分のほうが多いとは思いますが、電源供給能力の不足でそう感じてしまうケースもあるのかも。
    その点についても本機は配慮しているようで、電源波形の補正はコールド側のみで実施され、ホット側にはなにも介在しないという、なかなか極端な仕掛けになっています。
    そうなるとコールドから見たホットは相対的にキレイな波形にはなりますけど、それが「クリーン」な電源波形と言えるのか、ちょっと気になるところです。
    もちろん最終的には実際の出音が全てだと思いますけれど。

    補正の元となる波形は16bit/50kHzのPCMだそうで、これもちょっと面白いチョイスだなと感じました。
    電源波形は最近のクリーン電源同様、差分のみを補正するタイプなので、最大1200VAまで供給することが可能です。
    お値段はそれで58万円(税抜)ですから、価格競争力は結構高いかと思われます。
    また重さも17.5kgと、1200VAまでの供給能力のわりにコンパクト(?)に仕上がっているので、導入しやすい面もあるでしょう。

    実際の出力は接続された元の電源周波数に同期して50Hzもしくは60Hzで出力されますし、入出力の電圧や歪率、消費電力(VA)を表示するところはライバルとなるであろうAccuphaseと同様ですが、表示はLEDとなっています。
    Accuphase PS-1230との対決が気になりますが、プレミアム延長保証適用で無償保証期間が7年間だったり、価格的にもちょっと安いので、かなり人気が出るのではないかなと思います。

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    Filed under: Audio
    2016/09/24 12:00 pm | LUXMAN ES-1200 はコメントを受け付けていません

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