LUXMANから真空管式プリメインアンプ「LX-380」が10月下旬に発売されるそうで。
伝統の38シリーズを受け継ぐ12代目だそうですが、デザインはSQ-38、LX-38などと良く似ていますが、中身は結構大幅に変わっています。
中でもボリュームにLECUAを採用したというのは相当な変化と言えるでしょう。
それにプリやフォノイコライザーなどはソリッドステートで、真空管は出力管の6L6GCのプッシュプル、あとはECC82が3本使ってある形です。
SQ-38uのプリがLECUAを使ったものに変更されたような構造でしょうか。
内部的にはSQ-38uのほうがオリジナルに近いですけど、外観は少し大型化したLX-380のほうが近いというのも面白いものです。
ヘッドフォン端子もありますが、これは真空管の部分は通らない形になるのはやや寂しい気もしますが、実際にはLECUAの恩恵のほうが大きいでしょう。
お値段はLECUAのコストの問題もあるのか、46万円(税別)となっています。
なお、同時期に発売の真空管搭載のCDプレーヤー「D-380」もありますが、こちらも半導体出力と切り替えが可能になっています。
ただDACチップでは音は決まらないとは思うものの、PCM5102Aというのはさすがにちょっと寂しいかな。
LUXMANも以前のイメージで一括りに語れない現代的な部分も出てきていますし、その中で真空管式から思い浮かべる同社の印象を残しつつ、製品化されたモデルのような印象も受けました。
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