ラックスマンから新しいレコードプレーヤー「PD-151」が11月に発売予定だそうで。
PD-171Aが現行国産モデルの中ではいちばん好みだったので期待したのですが、アームベースが交換不可、つまり実質的にトーンアームが交換できないという時点で私の候補からは外れちゃいますねぇ。
ちなみにトーンアーム自体はJELCO製で、トーンアームケーブルもDIN形式なのですから多少上がってもアームベースは171と共通にして対応してくれたら良かったのに…と思います。
まぁそうすると171との差別化ができないから、コストダウン版としてTechnics対抗という意味合いもあるのかもしれませんね。
デザインの評判もあまり良好とは言えないようで、本体正面に操作系を持ってきたというのはかなり大胆ですね。
ダストカバーを閉めて使うなら使いやすいでしょうが、そんなダストカバーは別売りでヒンジも標準では付いていません。
ダストカバーの賛否も意見が分かれるところですが、ベルトドライブではプーリーやベルトにホコリが付くのも良いことではないですし、何より正面で操作できるなら付けても良かったんじゃないかなぁ。
もちろんここも市場調査とコストダウンによるものなのでしょうし、あえてこのデザインにしたのは横幅などをなるべく小さくして他のコンポーネントに近いサイズにしたかった(W465xH164xD322mm)のでしょう。
それにしても奥行きはかなり小さい印象ですね…。
ヤマハの時も書きましたが、ダストカバーを外すことにこだわるなら、交換可能な電源ケーブルも本体背面ではなく、Mark Levinsonみたいに底面からL字でモーター付近から出すなどの配慮をしてほしいかな。
そうしないとケーブルの取り回し次第で水平すら危うくなるように感じます。
足は制振ゴム系なので、どちらかというとリジッドな設計なのだと思われますけども。
また171にはあったストロボスコープがないので、これは別途用意しないと正確な速度調整はできません。
ヤマハも本体には付けていませんでしたが付属させていたわけで、ここもコストダウン…。(以下同文。
そもそもマイナスドライバーで回転数の微調整をする形なので、基本的にやらなくて良いよ、ということかもしれませんが。
ちなみにワウフラッターなどのスペック的には171と同等なので、基本構造はかなり近いのかな?
ただしここも消費電力がずいぶん違う(151は5W、171は36W)なので、モーターの制御系が簡略化されている可能性はあります。
またプラッターも171の5kgから4kgに減っていますが、個人的にはそれよりもアルミ削り出しというのがどうしても引っかかります。
削り出しだけでは十分な重量バランスが取れないはずで、鳴きも出やすいと思うんですよね。
前述のダストカバーにも関係しますが、プーリーにカバーがないのもちょっと残念なところです。
そこまで削ってお値段は298,000円とのこと。
正直、171の中古も似たようなお値段で見かけてたので高いという第一印象がありましたが、現在の新品の実売価格は40万円台中盤くらいなんですね。
なかなか台数が出るものでもないでしょうし、こればかりはちゃんと自社開発(?)で出してくれるだけでもありがたいのかもしれません。
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