MacBSの日常生活的日記

LXA-OT1 オペアンプ交換 NE5532AP編

しばらくLM4562NAで満足していたLXA-OT1のオペアンプ交換ですが、まだまだ頂いたオペアンプがあるので、次はテキサス・インスツルメンツの「NE5532AP」を試してみました。

LM4562NAよりはグッと押しのあるサウンドになりました。
以前試したMUSES8820の華やかさとLM4562NAのクリアさを併せ持った中間的な感じでしょうか。
喩えでいうとすれば、LM4562NAがYAMAHAっぽいとすれば、このNE5532APはMarantzっぽい感じでしょうか。

低域や高域が本格的に出てるぞ、という主張がやや強めですが、実際の最低域はLM4562NAのほうが出ていたかもしれません。
また、余韻がやや少なくなって、直接音が前に出る印象があります。
といってもあえて強調して感想を書いているわけでして、MUSES8820やオリジナルのNJM4558ほど個性は強くなく、方向性としてはLM4562NAにかなり近い感じです。

ここで音源をiMac直接からiBasso D2+Hj Boaにして、アシュケナージのピアノを聴いてみます。
まずはCogで再生すると、iTunesよりはかなり音質が上がったものの、まだまだや艶が少ない気がします。
そこでAudirvanaにしてみると、高域に華やかさが戻ってきました。
低音域の左手はCDの録音もあってか、ややボリューム感がないものの、音階ははっきりして、情報量の多さを感じます。

さらにSONYのCDP-557ESDに移して、他にもミッシャ・マイスキーなど、クラシックを中心に聴きました。
さすがに最低域には不満が残りますが、そこはAURATONE側の限界かもしれませんし、オペアンプだけで改善するのは難しいでしょうね。
全般的にはやはりLM4562NAと良い勝負で、繊細さ重視ならLM4562NA、もう少しメリハリの効いた音が好みならNE5532APといった感じかと。

あとオマケで、ACアダプタからのケーブルにフェライトコアを巻いてみました。

スイッチング電源のACアダプタだと、どうしてもノイズが乗りがちですが、これを多少でも改善してくれるかなぁと。
もちろん、良い方向に効くとばかりはいかないでしょうが、NE5532APに変えてちょっと刺激感が増えたこともあって試してみることにしました。
結果としては一聴して分かるような変化はありませんが、心持ち柔らかくなったかも!?といったところです。
まぁ、パソコン周りに置くので、無駄なノイズを回避するくらいの効果はあるかなという程度ですね。
いつでも取り外し可能なので、家に余ってるものがあったりしたら試してみる価値があるかもしれません。

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